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Annals of Internal Medicine

(更新日 2007年4月23日)
Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

クリニックにて(IN THE CLINIC)


アレルギー鼻炎

Allergic Rhinitis


3 April 2007 | Volume 146 Issue 7 | Pages ITC4-1


アレルギー鼻炎は上気道の炎症性疾患であるが,外来患者診療で最も日常的に経験されるやっかいな問題の一つである.患者と医師によりときに軽視されるが,アレルギー鼻炎に罹患している者はかなり多い.全国健康聞き取り調査(National Health Interview Survey)によると,成人1860万人と小児670万人が2004年に枯草熱と診断された(www.cdc.gov/nchs/fastats/allergies.htm).また,全国外来医療調査(National Ambulatory Medical Care Survey)によれば,その年にアレルギー鼻炎のためにクリニックを訪問した回数は1400万であった(www.cdc.gov/nchs/fastats/allergies.htm).アレルギー鼻炎の正確な有病数を求めることは困難である.最近の研究では,西欧の人口の23%がアレルギー鼻炎と推定された.また,第3次米国全国健康・栄養調査(NHANES III)のデータによると,全米国民の約55%が少なくとも1つのアレルゲンに対するテストで陽性であったが,これは以前の調査時の有病率と比較し有意に増加していた.アレルギー鼻炎はQOLに影響を及ぼすことに加え,社会に重大な経済的負担を課す.有病率が約20%とすると,診断と治療に伴い年間およそ20億ドルの直接的ないし間接的医療コストがかかる.休業に関連する間接的コストや,鎮静作用を有する抗ヒスタミン薬使用が主たる原因となる就業中の生産性減少を加えると,この数字は2倍を超える.


(翻訳: 赤真秀人)

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