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Annals of Internal Medicine

(更新日 2008年1月7日)

Annals of Internal Medicineの紹介(タイトル・紹介文・Abstract−抜粋和訳)

ACP日本支部では,Annals of Internal Medicineの目次と要旨(抜粋)を日本語に訳したものをACP日本支部のホームページ日本語版に掲載しています.医学,医療の最新のトピックスが掲載されたAnnals of Internal MedicineはACP本部のホームページに掲載され,会員にも配送されますが,記事を抜粋してPublication Committee委員が日本語訳を行い,ACP日本支部のホームページ掲載するようにしています.医学,医療の新たな情報を把握するのに非常に便利で,原本を読みたければACP本部のホームページにすぐにリンクできるようにしています.

皆様ご活用頂くと共に,先生方のご同僚や研修医・学生の皆さんにもご案内下さるようお願い致します.(1/22/2007付)

Publication Committee 委員長 石橋大海,副委員長 宇野久光,川村光信
 

Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

目次 (TABLE OF CONTENTS)

18 December 2007 Volume 147 Issue 12
(監修:岩瀬三紀,総合監修:川村光信)
英文のTable of Contentsはこちらをクリックしてください.

 

原著(Articles)

冠動脈疾患が疑われる正常心電図患者のトレッドミル運動負荷試験から予測される長期予後に対する外的妥当性の検証モデル

An Externally Validated Model for Predicting Long-Term Survival after Exercise Treadmill Testing in Patients with Suspected Coronary Artery Disease and a Normal Electrocardiogram

Michael S. Lauer, Claire E. Pothier, David J. Magid, S. Scott Smith, and Michael W. Kattan

大規模前向きコホート研究では,Lauerと同僚らは,正常心電図であるも冠動脈疾患が疑われる成人の死亡率を決定するためのトレッドミル運動負荷試験後の予測方法を開発した.彼らのモデルは,全ての原因による死亡率を予測するためのノモグラムに結びついた臨床からの変数およびトレッドミル運動負荷試験に関する変数を使用した.そのノモグラムは,死亡者と生存者を識別するのに,デューク大学標準トレッドミル運動負荷試験スコア(結果を予測するのにトレッドミル運動負荷試験の変数だけを使用)よりも優っていた.それは,ある大規模会員制健康医療団体から生じる,ある独立した患者集団における総死亡率を予測するのに用いた際に,良好な結果が得られた.

(翻訳:小野広一)

要旨(Abstract)


非HACEK群グラム陰性桿菌による心内膜炎

Non-HACEK Gram-Negative Bacillus Endocarditis

Susan Morpeth, David Murdoch, Christopher H. Cabell, Adolf W. Karchmer, Paul Pappas, Donald Levine, Francisco Nacinovich, Pierre Tattevin, Núria Fernández-Hidalgo, Stuart Dickerman, Emilio Bouza, Ana del Río, Tatjana Lejko-Zupanc, Auristela de Oliveira Ramos, Diana Iarussi, John Klein, Catherine Chirouze, Roger Bedimo, G. Ralph Corey, Vance G. Fowler, Jr. the International Collaboration on Endocarditis Prospective Cohort Study (ICE-PCS) Investigators*

非HACEK群桿菌(HACEK群と呼ばれるHaemophilus属・Actinobacillus actinomycetemcomitansCardiobacterium hominisEikenella corrodensKingella属以外の菌種)による心内膜炎は,注射薬物常用に合併すると長い間考えられてきた.Morpethと同僚たちは,61病院での感染性心内膜炎患者2,761例において,その臨床的特徴と転帰について報告した.非HACEK細菌による症例は2%未満であった.非HACEK細菌による心内膜炎の大部分は医療行為に伴って発生したものであり,59%の患者が血管内デバイスまたは人工弁の植え込みを受けており,注射薬物常用者はわずか4%であった.過半数の非HACEK細菌感染症患者は治療のために心臓手術を受けていたが,24%が死亡していた.

(翻訳:小池竜司)

要旨(Abstract)


短報:HIV関連multicentric Castleman病におけるリツキシマブ投与

Brief Communication: Rituximab in HIV-Associated Multicentric Castleman Disease

Mark Bower, Tom Powles, Sarah Williams, Tom Newsom Davis, Mark Atkins, Silvia Montoto, Chloe Orkin, Andy Webb, Martin Fisher, Mark Nelson, Brian Gazzard, Justin Stebbing, and Peter Kelleher

先に化学療法治療歴があるCastleman病症例においてリツキシマブの有効性が報告されているが,リツキシマブによる初期治療に関してはデータがない.本症例研究では,リツキシマブによる初期治療により,未治療例において,予想以上の全生存および無病生存が得られる可能性が示唆された(2年全生存割合95%, 2年無病生存割合 79%).疾患活動性の指標である検査所見もこの治療により改善した.本研究では対照群がないため,有効性および安全性に関する結論は今後の検討を要する.

(翻訳:石田文宏)

要旨(Abstract)


医学と臨床(Academia and Clinic)

米国予防医療サービス専門作業部会の評価法に関する最新情報:正味の利益が得られる確からしさとその程度を評価する

Update on the Methods of the U.S. Preventive Services Task Force: Estimating Certainty and Magnitude of Net Benefit

George F. Sawaya, Janelle Guirguis-Blake, Michael LeFevre, Russell Harris, Diana Petitti for the U.S. Preventive Services Task Force

米国予防医学サービス専門作業部会の主要な目標は,広範囲にわたる予防医療サービスに関してエビデンスに基づいた信頼できる正確な勧告を提供することである.この原著論文では,作業部会がエビデンスを評価し,正味の利益が得られる確からしさとその程度を決定し,最終的にアルファベット表示により勧告レベルを段階分けするまで現在の最新過程を報告する.

(翻訳:紺谷 真)


患者のケア?臓器のケア?統一死体提供法(2006年版)に関する倫理的問題

Caring for Organs or for Patients? Ethical Concerns about the Uniform Anatomical Gift Act (2006)

Michael A. DeVita and Arthur L. Caplan

統一州法に関する米国国内会議は,終末期において臓器提供を不可能にするような処置を行わないように統一死体提供法を2006年に改訂した.この新しい法律文により,予期せぬ結果として,ドナー候補となる可能性のある臓器のケアを死につつある患者のケアよりも優先するということが起こった.この法律は改訂されたが,多くの州では原版を州法に取り入れている.DeVitaとCaplanは以下の点に関して討論をしている.法律が改定された理由,この件に内在する倫理的問題,そして,医師の指示と患者の意志の両方を尊重するという,重要かつ長年にわたる倫理的境界域を認識できなかったことから学ぶべき多くの教訓.

(翻訳:林 正樹)


総説(Reviews)

メタ解析:慢性腎臓病患者におけるビタミンD製剤の有用性は証明されず

Meta-analysis: Vitamin D Compounds in Chronic Kidney Disease

Suetonia C. Palmer, David O. McGregor, Petra Macaskill, Jonathan C. Craig, Grahame J. Elder, and Giovanni F.M. Strippoli

進行した腎疾患患者の多くが2次性副甲状腺機能亢進症の予防のためにビタミンD製剤を服用している.Palmerと同僚らによる76の無作為化試験を対象としたメタ解析の結果,慢性腎臓病患者における死亡率,骨痛,血管石灰化,あるいは副甲状腺切除術の必要性について,ビタミンD製剤服用による相対的リスクの改善効果は認められなかった.対照群と比較して,以前からのステロール型ビタミンD製剤では高カルシウム血症と高リン血症の危険率の増加がみられ,一方,より新しいビタミンDアナログ製剤では高リン血症は増加しないが,高カルシウム血症の相対的リスクの増加がみられた.より新しいビタミンDアナログ製剤と以前から汎用されているステロール型ビタミンD製剤とを直接比較したが,より新しいビタミンDアナログ製剤の優越性は認められなかった.慢性腎臓病患者において,ビタミンD製剤服用による有害事象の減少効果は認められず,逆に増加させるかもしれない.

(翻訳:田村功一)

要旨(Abstract)


診療ガイドライン(Clinical Guidelines)

頸動脈狭窄症のスクリーニング:米国予防医療サービス専門作業部会による勧告声明

Screening for Carotid Artery Stenosis: U.S. Preventive Services Task Force Recommendation Statement

U.S. Preventive Services Task Force

前回勧告に対する今回の改訂において,米国予防医療サービス専門作業部会は一般成人の無症候性頸動脈狭窄症に対するスクリーニングを行わないことを勧告している.この勧告は神経学的兆候や症状,一過性脳虚血発作の既往が無い成人に適用される.

(翻訳:大和田潔)

要旨(Abstract) 患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


頸動脈狭窄症のスクリーニング:米国予防医療サービス専門作業部会の最新エビデンス

Screening for Carotid Artery Stenosis: An Update of the Evidence for the U.S. Preventive Services Task Force

Tracy Wolff, Janelle Guirguis-Blake, Therese Miller, Michael Gillespie, and Russell Harris

この最新エビデンスは,頸動脈狭窄症のスクリーニングに対する米国予防医療サービス専門作業部会の勧告を裏づけしています.

(翻訳:荒金尚子)

要旨(Abstract) 患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


論評(Editorials)

慢性腎臓病患者におけるビタミンD:“太陽の下,新しいものは何もない”

Vitamin D in Patients with Chronic Kidney Disease: Nothing New under the Sun

Marcello Tonelli

本号においてPalmerと同僚らは,76の臨床試験を統合したメタ解析し,慢性腎臓病(CKD)3,776例においてビタミンD補給の臨床的有用性を評価している.CKDの診療にあたっている多くの医師はその結果に驚くことであろう: 本研究により得られたエビデンスは,現在広く用いられているCKDにおけるビタミンDの使用を支持しない.

(翻訳:安藤聡一郎)


患者さんへのまとめ(Summaries for Patients)

脳への血管の閉塞に対するスクリーニング検査:米国予防医療サービス専門作業部会からの勧告

Screening for Blockages in the Blood Vessels to the Brain: Recommendations from the U.S. Preventive Services Task Force

(翻訳:澤木秀明)

本文(Full Text)


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