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Annals of Internal Medicine

(更新日 2007年7月30日)

Annals of Internal Medicineの紹介(タイトル・紹介文・Abstract−抜粋和訳)

ACP日本支部では,Annals of Internal Medicineの目次と要旨(抜粋)を日本語に訳したものをACP日本支部のホームページ日本語版に掲載しています.医学,医療の最新のトピックスが掲載されたAnnals of Internal MedicineはACP本部のホームページに掲載され,会員にも配送されますが,記事を抜粋してPublication Committee委員が日本語訳を行い,ACP日本支部のホームページ掲載するようにしています.医学,医療の新たな情報を把握するのに非常に便利で,原本を読みたければACP本部のホームページにすぐにリンクできるようにしています.

皆様ご活用頂くと共に,先生方のご同僚や研修医・学生の皆さんにもご案内下さるようお願い致します.(1/22/2007付)

Publication Committee 委員長 石橋大海,副委員長 宇野久光,川村光信
 

Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

目次 (TABLE OF CONTENTS)

17 July 2007 Volume 147 Issue 2
(監修:上野義之,  総合監修:川村光信)
英文のTable of Contentsはこちらをクリックしてください.

 

原著(Articles)

レジデントの労働時間規制に関連した院内死亡率の変化

Changes in Hospital Mortality Associated with Residency Work-Hour Regulations

Kanaka D. Shetty and Jayanta Bhattacharya

卒後医学教育認定評議会(Accreditation Council on Graduate Medical Education)が定めたレジデントの労働時間規制によって生じた健康への影響はほとんど知られていない.ShettyとBhattacharyaは,米国551施設で内科的診断のなされた1,268,738名の患者と243,207名の外科的診断のなされた患者の労働時間規制前後での院内死亡率を調査した.内科的診断のなされた患者の死亡率は―外科の患者はそうではなかったが―労働時間規制のなされた教育施設において非教育病院に比して規制後に減少した.

(翻訳:櫻井政寿)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


1988年から2003年の米国における淋菌の薬剤耐性:fluoroquinolone耐性の拡大

Antimicrobial Resistance for Neisseria gonorrhoeae in the United States, 1988 to 2003: The Spread of Fluoroquinolone Resistance

Susan A. Wang, Alesia B. Harvey, Susan M. Conner, Akbar A. Zaidi, Joan S. Knapp, William L.H. Whittington, Carlos del Rio, Franklyn N. Judson, and King K. Holmes

淋菌の抗菌薬に対する耐性は過去60年にわたり変わってきた.Wangらは1988年から2003年にかけて米国の性感染症クリニックにおいて治療された淋菌性尿道炎男性患者の大規模な標本から分離された淋菌に対する薬剤耐性について報告した.主な傾向としては,penicillinで治療された患者の極端な減少と,それに伴うfluoroquinolone系抗菌薬使用の増加がみられた.penicillin耐性株の頻度は減少し,一方fluoroquinolone耐性株は増加した.ceftriaxone,spectinomycin,azithromycin,cefiximeへの耐性は未だに稀である.

(翻訳:加藤哲朗)

要旨(Abstract)


1999年から2002年における14歳から39歳の米国人の淋菌感染症およびクラミジア感染症について

Gonorrhea and Chlamydia in the United States among Persons 14 to 39 Years of Age, 1999 to 2002

S. Deblina Datta, Maya Sternberg, Robert E. Johnson, Stuart Berman, John R. Papp, Geraldine McQuillan, and Hillard Weinstock

著者らは1999年から2002年にかけておこなわれた第3次米国全国健康・栄養調査を用いて米国における淋菌感染症とクラミジア感染症について調べた.14歳から39歳までの6,632名の回答例のうち,淋菌感染症の有病率は0.24%,クラミジアの有病率は2.2%であった.クラミジアの有病率は14歳から19歳までの,非ヒスパニック系の黒人で淋菌感染症の既往を持つ女性で最も高かった.淋菌感染症に罹患した女性では46%がクラミジアの既往を有していた.クラミジアの有病率は,淋菌の有病率の10倍高率であった.これらのデータは若い女性でのクラミジアのスクリーニングの重要性を力説するものである.

(翻訳:井出広幸)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


患者診療の質の改善(Improving Patient Care)

勤務時間規制がもたらす内科入院患者のアウトカムの変化

Changes in Outcomes for Internal Medicine Inpatients after Work-Hour Regulations

Leora I. Horwitz, Mikhail Kosiborod, Zhenqiu Lin, and Harlan M. Krumholz

今までの研究では,レジデントの勤務時間規制の影響については一定の成績が得られていない.Horwitzらは,ある一つの病院において,勤務時間規制の実施前後で教育担当の病棟医もしくは教育に関与しない勤務医により入院診療を受けた患者の7つの臨床的なアウトカムについて比較した.集中治療室の利用率,退院またはリハビリ施設への転院,薬剤師の介入の必要性などは教育担当医によって入院加療した患者において通常の勤務煮により加療された患者に比してより好ましい方向に向かった.しかしながら,今までの本課題の観察的な研究と同様に,本研究から因果関係を強く結論づけるのは難しい.

(翻訳:吉田 博)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


医学と臨床(Academia and Clinic)

米国予防医療サービス専門部会の新しい流れ:エビデンスに基づいた勧告の展開をより良くするために

Current Processes of the U.S. Preventive Services Task Force: Refining Evidence-Based Recommendation Development

Janelle Guirguis-Blake, Ned Calonge, Therese Miller, Albert Siu, Steven Teutsch, Evelyn Whitlock for the U.S. Preventive Services Task Force

Annalsは米国予防サービス専門部会の成人に対する勧告を掲載している.専門部会は,エビデンスのレビューと勧告の展開のために新しい手段を発展させてきた.この記事は,勧告展開の過程における最新の変更点についてまとめている.米国予防サービス専門部会が、どのようにトピックをレビューすべく要請しかつ優先度を決めたりするのか ,どのようにエビデンスのレビューと勧告を更新するのか,どのように読者とのコミュニケーションをとるのかについて述べている.

(翻訳:石田真実子)


新しい勧告声明の読み方:米国予防医療サービス専門部会からの治療法最新情報

How to Read the New Recommendation Statement: Methods Update from the U.S. Preventive Services Task Force

Mary B. Barton, Therese Miller, Tracy Wolff, Diana Petitti, Michael LeFevre, George Sawaya, Barbara Yawn, Janelle Guirguis-Blake, Ned Calonge, Russell Harris for the U.S. Preventive Services Task Force

この記事は,現在9項目からなる米国予防サービス専門部会の勧告声明の変更に力点を置いている.重要な変更点は,どのサービスをどんな人に勧めるか特定するまとめの声明についての形式を標準化したこと,Cグレードの勧告と一声明の定義を書き換えたこと,「他に考慮すべきこと」という新しい項目を付け加えたことである.

(翻訳:石田真実子)


最新情報(Updates)

一般内科学の最新情報

Update in General Internal Medicine

Darrell W. Harrington and Mark T. Munekata

一般内科学のこの最新情報は,2006年に発表された15の論文を特集している.話題には,心血管,肺,糖尿病,腎臓病学,感染症,および予防医学的な話題が取り上げられている.

(翻訳:大和田潔)


診療ガイドライン(Clinical Guidelines)

クラミジア感染症のスクリーニング:米国予防医療サービス専門部会による勧告声明

Screening for Chlamydial Infection: U.S. Preventive Services Task Force Recommendation Statement

U.S. Preventive Services Task Force*

(翻訳:石田文宏)

要旨(Abstract)


クラミジア感染症のスクリーニング:米国予防医療サービス専門部会によるエビデンスの最新情報

Screening for Chlamydial Infection: An Evidence Update for the U.S. Preventive Services Task Force

David S. Meyers, Heather Halvorson, and Sara Luckhaupt

このエビデンスの最新情報は米国予防医療サービス専門部会によるクラミジア感染症のスクリーニングに関する勧告を裏付けする.

(翻訳:石田文宏)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


論評(Editorials)

ヒポクラテスは肯定するか? レジデントの労働時間を制限することは患者に有害では無い

Hippocrates Affirmed? Limiting Residents' Work Hours Does No Harm to Patients

Lee Goldman and Nicholas H. Fiebach

今号でのShettyとBhattacharyaによる研究とHorwitzおよび同僚による研究は「研修医の就業時間規制は,患者に有害な行為を行わないというヒポクラスの原則を破る事になるのか?」という命題への回答を試みている:両研究共に,研修医の就業時間規制は患者の予後を悪化させないという確証を強くしている.しかしながら,どのように就業時間規制が患者と彼らの家族の全体的な体験に影響するか,どのように医療チームの他のメンバーに影響をおよぼすのかはほとんど知られていない.さらにこの規制の教育と訓練に対する妥当性に対する意味合いはまだ不明なままである.

(翻訳:大和田潔)


患者さんへのまとめ(Summaries for Patients)

レジデントの労働時間規制に関連した院内死亡率の変化

Changes in Hospital Mortality after Regulations to Restrict Resident Doctors' Work Hours

(翻訳:林 正樹)

本文(Full Text)


1999年から2002年における14歳から39歳の米国人の淋菌感染症およびクラミジア感染症について

Gonorrhea and Chlamydia in the United States among Persons 14 to 39 Years of Age

(翻訳:宮崎泰成)

本文(Full Text)


勤務時間規制がもたらす内科入院患者のアウトカムの変化

Changes in Outcomes for Hospitalized Patients after Regulations to Restrict Resident Doctors' Work Hours

(翻訳:植田秀樹)

本文(Full Text)


クラミジア感染に対するスクリーニング:米国予防医療サービス専門部会による勧告

Screening for Chlamydial Infection: Recommendations from the U.S. Preventive Services Task Force

(翻訳:川口鎮司)

本文(Full Text)


バックナンバー

 

3 July 2007 Volume 147 Issue 1


19 June 2007 Volume 146 Issue 12

5 June 2007 Volume 146 Issue 11

15 May 2007 Volume 146 Issue 10

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17 April 2007 Volume 146 Issue 8

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20 February 2007 Volume 146 Issue 4

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