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Annals of Internal Medicine

(更新日 2007年8月22日)

Annals of Internal Medicineの紹介(タイトル・紹介文・Abstract−抜粋和訳)

ACP日本支部では,Annals of Internal Medicineの目次と要旨(抜粋)を日本語に訳したものをACP日本支部のホームページ日本語版に掲載しています.医学,医療の最新のトピックスが掲載されたAnnals of Internal MedicineはACP本部のホームページに掲載され,会員にも配送されますが,記事を抜粋してPublication Committee委員が日本語訳を行い,ACP日本支部のホームページ掲載するようにしています.医学,医療の新たな情報を把握するのに非常に便利で,原本を読みたければACP本部のホームページにすぐにリンクできるようにしています.

皆様ご活用頂くと共に,先生方のご同僚や研修医・学生の皆さんにもご案内下さるようお願い致します.(1/22/2007付)

Publication Committee 委員長 石橋大海,副委員長 宇野久光,川村光信
 

Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

目次 (TABLE OF CONTENTS)

7 August 2007 Volume 147 Issue 3 (監修:吉田直之,総合監修:宇野久光)
英文のTable of Contentsはこちらをクリックしてください.

 

原著(Articles)

1971年から2000年の間の糖尿病男性と女性の死亡率の推移

Mortality Trends in Men and Women with Diabetes, 1971 to 2000

Edward W. Gregg, Qiuping Gu, Yiling J. Cheng, K. M. Venkat Narayan, and Catherine C. Cowie

Greggらは,糖尿病と非糖尿病患者における心血管疾患関連死亡率の検討をするために1971年から2000年の米国全国健康・栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)の追跡調査からデータを抽出した.30年の間に,糖尿病と非糖尿病の男性および非糖尿病の女性において,その死亡率は次第に低下したが,糖尿病女性では死亡率に変化はなかった.さらに,糖尿病女性の死亡率と非糖尿病女性の死亡率との差はこの30年間で2倍以上になった.現時点では,糖尿病女性は糖尿病および心血管疾患治療の進歩の恩恵を受けていない.

(翻訳:廣井直樹)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


老年症候群と身体障害:高齢者の健康と退職に関するパネル調査

Geriatric Conditions and Disability: The Health and Retirement Study

Christine T. Cigolle, Kenneth M. Langa, Mohammed U. Kabeto, Zhiyi Tian, and Caroline S. Blaum

失禁や転倒といった老年症候群は高齢者に普通にみられる病的状態で,身体障害と相関がある.しかし,臨床医はこれらの症候に対しては,他の一般的な疾患に対するほど十分な治療を施さないことが多い.全国的な調査の結果から,筆者たちは米国の高齢者のほぼ半数に老年症候群が認められることを見出した.これらの症候の頻度は加齢とともに高くなる.その中のいくつかの症候は,心疾患のような一般的な疾患と同等の頻度で認められる.また,老年症候群は日常生活動作での依存度と強く相関する.

(翻訳:小河秀郎)

要旨(Abstract)


妊娠中の深部静脈血栓症を除外診断するための赤血球凝集反応を利用したD‐ダイマー測定

A Red Blood Cell Agglutination D-Dimer Test to Exclude Deep Venous Thrombosis in Pregnancy

Wee-Shian Chan, Sanjeev Chunilal, Agnes Lee, Mark Crowther, Marc Rodger, and Jeffrey S. Ginsberg

D‐ダイマー値は妊娠中に上昇するため,妊娠していない女性に比べ,妊婦ではD‐ダイマー測定による静脈血栓塞栓症の診断精度が低下するものと考えられている.今回の149名の妊婦を対象として行われた観察的コホート研究で,D‐ダイマー測定によって13名全員に深部静脈血栓症が存在することを確認することができた(感度100%).しかし,深部静脈血栓症の患者数が少なく,このD‐ダイマーの感度は統計学的にはかなり不正確であり,おそらく真の値は70%程度の低いレベルと考える.したがって,深部静脈血栓症の検査前確率が高い妊婦の場合,D‐ダイマーが陰性でも深部静脈血栓症を否定することはできないかもしれない.

(翻訳:桂 隆志)

要旨(Abstract)


最新情報(Updates)

心臓病学における最新情報

Update in Cardiology

Robert L. Frye

この心臓病学における最新情報では,2006年に発表された11論文の特集を組んでいる.話題として虚血性心疾患,心房細動と不整脈,および心血管疾患治療薬を取り上げている.

(翻訳:平和伸仁)


総説(Review)

ナラティブ・レビュー:心肺蘇生と救急心血管治療:最新ガイドラインのレビュー

Narrative Review: Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care: Review of the Current Guidelines

Bakhtiar Ali and A. Maziar Zafari

著者らは最新のアメリカ心臓協会による心肺蘇生と救急心血管治療のガイドラインを論評している.今回,一次救命処置と二次救命処置のアルゴリズムが2000年のものから大きく改訂された.目撃者のいない心停止状態の傷病者への迅速な除細動はもはや推奨されていない;心停止した傷病者に,連続して電気ショックを加えるべきではない;胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸の比率が変更された―という3点が改訂の主なものである.
 病院内外を問わず,心停止した患者の救命成績は自動体外式除細動器の使用により改善した.そして,二相性波形を使用した除細動器での初回救命率は単相性波形を使用したものを大きく凌駕した.アミオダロンは除細動への反応が良くない心室頻拍と心室細動に有効である.

(翻訳:新沼廣幸)

要旨(Abstract)


診療ガイドライン(Clinical Guidelines)

運転中の自動車用乗員保護装置の適正使用と飲酒の回避に関するカウンセリング:米国予防医療サービス専門作業部会による勧告声明

Counseling about Proper Use of Motor Vehicle Occupant Restraints and Avoidance of Alcohol Use while Driving: U.S. Preventive Services Task Force Recommendation Statement

U.S. Preventive Services Task Force

1996年,米国予防医療サービス専門作業部会は,自動車用乗員保護装置の使用増加を図るためのプライマリケア介入に関する勧告声明を発表した.今回の勧告は,子供用安全シート,ブースターシート,および膝‐肩ベルトの適正使用を増加させ,自動車乗員損傷を予防しようとする中での,プライマリケア独自の役割に集中している.また勧告では,飲酒による自動車事故を防ぐために,プライマリケアで行うカウンセリングの効果についても言及している.

(翻訳:加藤秀章)

要旨(Abstract)


運転中の自動車用乗員保護装置の適正使用と飲酒の回避に関するカウンセリング:米国予防医療サービス専門作業部会による系統的なエビデンス・レビュー

Counseling about Proper Use of Motor Vehicle Occupant Restraints and Avoidance of Alcohol Use while Driving: A Systematic Evidence Review for the U.S. Preventive Services Task Force

Selvi B. Williams, Evelyn P. Whitlock, Elizabeth A. Edgerton, Paula R. Smith, and Tracy L. Beil

このエビデンスの最新情報は,損傷を避けるための自動車用乗員保護装置の適正使用と飲酒の回避についての米国予防医療サービス専門作業部会の勧告を支持するものである.

(翻訳:こう康博)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


論評(Editorials)

女性糖尿病患者において高まる心血管疾患のリスク:形勢の逆転は可能か?

Heightened Cardiovascular Risk in Diabetic Women: Can the Tide Be Turned?

Nanette K. Wenger

我々臨床医は,女性糖尿病患者における心血管疾患発症のリスクを低下させるための,根拠に基づいた包括的な戦略を持ち合わせていない.その様な戦略を得るまでに,慎重に行なうべき臨床的な取り組みにおいて,我々は2つの段階を踏む必要がある.まず第一に,糖尿病の女性は冠動脈疾患(CHD)発症のリスクが極めて高い,ということを認識しなければならない.さらに,ガイドラインを積極的に利用して,CHDの危険因子管理に取り組まなくてはならない.

(翻訳:平和伸仁)


患者さんへのまとめ(Summaries for Patients)

米国での成人死亡率と糖尿病の関係

Deaths among U.S. Adults with and without Diabetes

(翻訳:前田正彦)

本文(Full Text)


医師が日常業務の中で行う,自動車事故による損傷を防ぐためのカウンセリング:米国予防医療サービス専門部会からの勧告

Counseling during Doctors' Visits to Prevent Motor Vehicle Injuries: Recommendations from the U.S. Preventive Services Task Force

(翻訳:山内高弘)

本文(Full Text)


クリニックにて(In the Clinic)

変形性関節症

Osteoarthritis

今号では変形性関節症の予防,診断,治療,診療上の改善点,そして患者への情報に焦点をあてた臨床概観を提供する.

(翻訳:古田栄一)

本文紹介(Introduction from the Full Text)


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17 July 2007 Volume 147 Issue 2

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19 June 2007 Volume 146 Issue 12

5 June 2007 Volume 146 Issue 11

15 May 2007 Volume 146 Issue 10

1 May 2007 Volume 146 Issue 9

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