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Annals of Internal Medicine

(更新日 2007年9月18日)
Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

総説(Review)


ナラティブ・レビュー:高齢者における重症脊柱後弯症

Narrative Review: Hyperkyphosis in Older Persons

Deborah M. Kado, MD, MS; Katherine Prenovost, PhD; and Carolyn Crandall, MD, MS


4 September 2007 | Volume 147 Issue 5 | Pages 330-338


重症脊柱後弯症は広く認識されてはいるが,未だに多くが放置されている.重症脊柱後弯症の画一的な診断基準は存在していないが,現在の複数の研究は,高齢者の有病率を20−40%と見積もっている.重症脊椎後弯症の原因および転帰は明確にされていない.一部の医師は骨折が重症脊柱後弯症の原因と考えており,その治療戦略は単に骨粗鬆症の診断と治療に集中すべきと考えている.しかし,近年の複数の研究は,ほとんどの重症脊柱後弯症の高齢者には椎体骨折を認めないことを示している.重症脊柱後弯症は肺機能障害や身体活動能力の低下,あるいは将来の骨折を含めた健康障害に対するリスクの増加に独立して関与しているであろう.高齢人口の増加に伴い,我々は,今,このような一般的な病態の原因や経過,そして治療に対して深い理解を導くような研究を必要としている.


(翻訳:鈴木 昌)

English Abstract