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Annals of Internal Medicine

(更新日 2007年10月15日)

Annals of Internal Medicineの紹介(タイトル・紹介文・Abstract−抜粋和訳)

ACP日本支部では,Annals of Internal Medicineの目次と要旨(抜粋)を日本語に訳したものをACP日本支部のホームページ日本語版に掲載しています.医学,医療の最新のトピックスが掲載されたAnnals of Internal MedicineはACP本部のホームページに掲載され,会員にも配送されますが,記事を抜粋してPublication Committee委員が日本語訳を行い,ACP日本支部のホームページ掲載するようにしています.医学,医療の新たな情報を把握するのに非常に便利で,原本を読みたければACP本部のホームページにすぐにリンクできるようにしています.

皆様ご活用頂くと共に,先生方のご同僚や研修医・学生の皆さんにもご案内下さるようお願い致します.(1/22/2007付)

Publication Committee 委員長 石橋大海,副委員長 宇野久光,川村光信
 

Annals
Established in 1927 by the American College of Physicians

目次 (TABLE OF CONTENTS)

2 October 2007 Volume 147 Issue 7
(監修:郷間 巌,総合監修:宇野久光)
英文のTable of Contentsはこちらをクリックしてください.

 

原著(Articles)

BRCA1およびBRCA2遺伝子変異を予測するモデルの有効性

Validity of Models for Predicting BRCA1 and BRCA2 Mutations

Giovanni Parmigiani, Sining Chen, Edwin S. Iversen, Jr, Tara M. Friebel, Dianne M. Finkelstein, Hoda Anton-Culver, Argyrios Ziogas, Barbara L. Weber, Andrea Eisen, Kathleen E. Malone, Janet R. Daling, Li Hsu, Elaine A. Ostrander, Leif E. Peterson, Joellen M. Schildkraut, Claudine Isaacs, Camille Corio, Leoni Leondaridis, Gail Tomlinson, Christopher I. Amos, Louise C. Strong, Donald A. Berry, Jeffrey N. Weitzel, Sharon Sand, Debra Dutson, Rich Kerber, Beth N. Peshkin, and David M. Euhus

BRCA1BRCA2遺伝子変異の検査費用が高額なため,その変異の有無を予測する様々なモデルがコンピュータプログラムで用いられている.Parmigianiと同僚らは,3か所の地域住民より得られたサンプルと8つの遺伝カウンセリングのクリニックから得られた高リスク女性のサンプルについて,公開されている6つのモデルの正確さを体系的に比較した.それら6つのモデルは全て,実用上,BRCA1またはBRCA2を持つ女性と持たない女性を良好に選別していた.どのモデルにおいても,一連の検証母集団と確立閾値にわたって遺伝子変異検査を勧めるべき優れた感度と特異度を持つものはなかった.

(翻訳:井上直紀)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


血清および胆汁のインスリン様増殖因子Iおよび血管内皮増殖因子測定による閉塞性胆汁うっ滞の原因診断に関して

Serum and Biliary Insulin-like Growth Factor I and Vascular Endothelial Growth Factor in Determining the Cause of Obstructive Cholestasis

Domenico Alvaro, Gianpiero Macarri, Maria Grazia Mancino, Marco Marzioni, MariaConsiglia Bragazzi, Paolo Onori, Stefano Ginanni Corradini, Pietro Invernizzi, Antonio Franchitto, Adolfo F. Attili, Eugenio Gaudio, and Antonio Benedetti

研究者達は内視鏡的逆行性胆道膵管造影を施行した患者73名の血清と胆汁のインスリン様増殖因子I(IGF-I)および血管内皮増殖因子(VEGF)値を測定,これらが肝外胆管癌の診断に寄与するかどうかを検討した.胆汁のIGF-I値は膵癌,良性胆道疾患に比して胆管癌患者にて15から20倍の上昇を示したが,胆汁のVEGF値は3群でほぼ同等であった.胆汁IGF-I値の測定は胆管癌と,膵癌や良性胆道疾患を鑑別することに有用である可能性がある.

(翻訳:今村隆明)

要旨(Abstract)


アジアと太平洋の島嶼出身の成人に対するB型肝炎の審査と予防接種の費用対効果

Cost-Effectiveness of Screening and Vaccinating Asian and Pacific Islander Adults for Hepatitis B

David W. Hutton, Daniel Tan, Samuel K. So, and Margaret L. Brandeau

米国に居住するアジアならびに太平洋島嶼出身者の10%程度の人が慢性B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しており,このうちの25%の人は治療しなければ,B型肝炎関連疾患で死亡する.
3分の2の人はHBVに感染していることに気づいていない.著者らは米国に居住するアジアならびに太平洋島嶼出身の成人に対する,任意のHBVの検査に代わる戦略を取った場合の費用対効果の増分を評価した.
任意の検査のみに比べ,2つの積極的な検査戦略は費用対効果に優れていた.第1の方法は全員を検査し,感染者を治療する.
第2の方法では,加えて,予防接種者と密接な関係を有する人に電話をかけてワクチンを接種した.これら両治療戦略の費用は,生活の質調整済み生存年数の当たりそれぞれ36,000ドルと40,000ドルであった.

(翻訳:佐々木徹)

要旨(Abstract)


最新情報(Updates)

老年医学の最新情報

Update in Geriatric Medicine

David B. Reuben

今回の老年医学の最新情報では2006年に発行された12編の論文を紹介する.内容としては,内分泌病学,加齢関連疾患に対するサプリメントの使用,泌尿器科学,認知症,予防医学などである.

(翻訳:石田文宏)

本文紹介(Introduction from the Full Text)


診療ガイドライン(Clinical Guidelines)

腰痛の診断と治療: 米国内科学会および米国疼痛学会による統合臨床診療ガイドライン

Diagnosis and Treatment of Low Back Pain: A Joint Clinical Practice Guideline from the American College of Physicians and the American Pain Society

Roger Chou, Amir Qaseem, Vincenza Snow, Donald Casey, J. Thomas Cross, Jr, Paul Shekelle, Douglas K. Owens for the Clinical Efficacy Assessment Subcommittee of the American College of Physicians and the American College of Physicians/American Pain Society Low Back Pain Guidelines Panel*

腰痛は米国のすべての内科医を受診する5番目に多い理由である.このガイドラインはプライマリケアの診療現場における急性あるいは慢性の腰痛の評価と管理のための現時点での利用可能なエビデンスを示している.対象となる読者は下肢痛の有無にかかわらず,様々な持続期間の(腰)背部痛の患者をケアしている臨床医である.対象となる患者群は大きな外傷を伴わない急性,慢性の腰痛を有する成人である.

(翻訳:大和田潔)

要旨(Abstract)  患者さんへのまとめ(Summary for Patients)


急性腰痛および慢性腰痛に対する非薬物療法:米国疼痛学会/米国内科学会実地診療ガイドラインのエビデンス・レビュー

Nonpharmacologic Therapies for Acute and Chronic Low Back Pain: A Review of the Evidence for an American Pain Society/American College of Physicians Clinical Practice Guideline

Roger Chou and Laurie Hoyt Huffman

このエビデンスのレビューは,下肢痛を伴う場合と伴わない急性腰痛や慢性腰痛に対する多様な非薬物療法の有益性と有害性を評価する.慢性腰痛や亜急性腰痛に対して,まずまずの効果があるという良質なエビデンスがある治療は認知行動療法,運動療法,脊椎マニピュレーション(訳註:米国で認定されたオステオパシー医師により施行される脊椎へのオステオパシーマニピュレーション),学際的なリハビリテーションである.急性腰痛に対して,有効性のエビデンスが良質であるものは,表層性温熱療法だけである.

(翻訳:澤木秀明)

要旨(Abstract)


急性および慢性腰痛に対する薬物療法:米国疼痛学会および米国内科学会による実地臨床ガイドラインのためのエビデンス・レビュー

Medications for Acute and Chronic Low Back Pain: A Review of the Evidence for an American Pain Society/American College of Physicians Clinical Practice Guideline

Roger Chou and Laurie Hoyt Huffman

このエビデンス・レビューは急性または慢性腰痛に対する薬物治療の有益性と有害性を下腿痛の有無を問わず評価したものである.
腰痛に対する短期的効果の良好なエビデンスを有する薬剤は非ステロイド性抗炎症薬,アセトアミノフェン,骨格筋弛緩薬(急性腰痛に対して)および三環系抗うつ薬(慢性腰痛に対して)であった.有益性と有害性とのトレードオフが複雑なため,全体として正味の有益性が明らかな単一薬剤を同定するにはエビデンスが不十分であった.

(翻訳:紺谷 真)

要旨(Abstract)


論評(Editorials)

癌のリスクモデル:家族歴を臨床管理へ置き換えていく

Cancer Risk Models: Translating Family History into Clinical Management

Susan M. Domchek and Antonis Antoniou

この号で,Parmigianiと同僚らは,BRCA1変異とBRCA2変異を持つ保因者を非保因者から識別するために作られた6つのモデルの能力を検査した.この研究者らによると,最善といえるモデルの典型はない.しかし,乳癌のリスクが過小評価されることを避けるためには,ある個人がBRCA1BRCA2の変異を有するといったリスクと,その個人が乳癌になるリスクという両方のリスクをよく考えねばならない.私たちはリスクモデルを改善し続けながら,家族歴を収集したり認知したりするもっと良い方法を開発する必要がある.

(翻訳:赤真秀人)


患者さんへのまとめ(Summaries for Patients)

BRCA1およびBRCA2遺伝子変異を予測するモデルの有効性

Validity of Models for Predicting BRCA1 and BRCA2 Mutations

(翻訳:北口聡一)

本文(Full Text)


腰痛の診断と治療: 米国内科学会/米国疼痛学会からの勧告

Diagnosis and Treatment of Low Back Pain: Recommendations from the American College of Physicians/American Pain Society

(翻訳:小野広一)

本文(Full Text)


クリニックにて(In the Clinic)

インフルエンザ

Influenza

本号ではインフルエンザの臨床について,予防,診断,治療,診療の進歩,患者情報に焦点を当てて概説している.

(翻訳:高田 徹)

本文紹介(Introduction from the Full Text)


バックナンバー

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21 August 2007 Volume 147 Issue 4

7 August 2007 Volume 147 Issue 3

17 July 2007 Volume 147 Issue 2

3 July 2007 Volume 147 Issue 1


19 June 2007 Volume 146 Issue 12

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