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クリニックにて(In the Clinic)
胃食道逆流症
Gastroesophageal Reflux Disease
5 August 2008 | Volume 149 Issue 3 | Page ITC2-1
 胃食道逆流症は,欧米先進国において最もよくみられる消化器疾患の一つである.その発症率に男女差はないが,男性や高齢者に症状の複雑な例が多い.典型的には,長期にわたり食道が胃酸に曝されることがその原因であるが,その背景に食道運動能低下,下部食道括約筋機能の荒廃,食道胃接合部における逆流防止機構の破綻などが存在する.酸への曝露が食道粘膜の障害を起こす可能性があり,潜在的にバレット食道,食道癌を引き起こす.胃食道逆流症は慢性疾患であり,多くの患者において生涯にわたる治療が必要となる.治療は,症状の軽減および食道粘膜の治癒促進をもたらし,食道癌のリスクを低下させる.

(翻訳:今村隆明)

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