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クリニックにて(In the Clinic)
慢性腎臓病
Chronic Kidney Disease
3 February 2009 | Volume 150 Issue 3 | Pages ITC2-1
慢性腎臓病(CKD)は,機能的あるいは構造的な腎障害が存在するか,あるいは糸球体濾過率(GFR)が60ml/min/1.73m²を下回る状態が少なくとも3か月間以上持続するものと現在のところ定義されている.米国のCKD患者は2,500万人に及び,50万人以上が末期腎不全の状態である.CKDの最も一般的な危険因子は糖尿病と高血圧である.CKD患者では心血管系疾患のリスクが増加する.事実,CKDに罹患している高齢の患者が心血管系疾患で死亡するリスクは,多くの場合,治療中に末期腎不全に進行するリスクよりも高い.CKDのその他の合併症には貧血,二次性副甲状腺機能亢進症,骨疾患,血管合併症,そして電解質異常がある.治療の主たる目標は腎機能低下を遅らせ,心血管系疾患を予防し,そして合併症を治療することである.プライマリ・ケア医と腎臓内科医との協力によって,この困難な状況におかれた患者のケアを改善することが可能になる.

(翻訳:小山雄太先生)

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