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クリニックにて(In the Clinic)
腹部大動脈瘤
Abdominal Aortic Aneurysm
5 May 2009 | Volume 150 Issue 9 | Pages ITC5-1
 大動脈瘤は大動脈壁の破綻により生じ,大動脈の一部が風船状に拡張を来たす.大動脈瘤は米国における死亡原因の第14位を占めており,高齢男性に好発し,高齢男性の死亡原因の第10位を占める.腹部大動脈瘤は,放置されて瘤が拡大し続けると致死的な状況をもたらすため,その診断は重要である.自覚症状が全くない場合があること,また症状があった場合でも非特異的なこともあることから,最初に患者を診察するのが内科医になることがしばしばである.したがってプライマリ・ケア医には疾患自体や適切な治療方法,管理に詳しいことが求められる.
 約80%の動脈瘤が腎動脈と大動脈分岐部の間に発生する.また腹部大動脈瘤は喫煙高齢男性の5%以上に発症する.米国では毎年,腹部大動脈瘤の破裂で4,500名が死亡し,さらに1,400名が45,000件の破裂予防のための処置により死亡している.

(翻訳:今村隆明)

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