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診療ガイドライン(Clinical Guidelines)
異なる検診スケジュールのもとでのマンモグラフィ検診の効果:潜在的な有益性と有害性のモデル予測
Effects of Mammography Screening Under Different Screening Schedules: Model Estimates of Potential Benefits and Harms
Jeanne S. Mandelblatt, MD, MPH; Kathleen A. Cronin, PhD; Stephanie Bailey, PhD; Donald A. Berry, PhD; Harry J. de Koning, MD, PhD; Gerrit Draisma, PhD; Hui Huang, MS; Sandra J. Lee, DSc; Mark Munsell, MS; Sylvia K. Plevritis, PhD; Peter Ravdin, MD, PhD; Clyde B. Schechter, MD, MA; Bronislava Sigal, PhD; Michael A. Stoto, PhD; Natasha K. Stout, PhD; Nicolien T. van Ravesteyn, MSc; John Venier, MS; Marvin Zelen, PhD; Eric J. Feuer, PhD; and for the Breast Cancer Working Group of the Cancer Intervention and Surveillance Modeling Network (CISNET)*
17 November 2009 | Volume 151 Issue 10 | Pages 738-747
背景: マンモグラフィは,大規模な臨床試験や広い普及にもかかわらず,その最適な検診政策は論争の的である.

目的: 米国における乳癌健診戦略を評価する.

デザイン: 一般的な要素を用いた6つのモデル.

情報源: 年齢別発症率,競合する死亡率の比較,マンモグラフィの特徴と治療効果についての国家データ

対象集団: 現在の人口集団コホート.

研究対象期間: 生涯.

展望: 社会.

介入: 毎年あるいは2年ごとに適応した様々な開始と終了年齢について20の検診戦略

結果判定: マンモグラフィの数,乳癌での死亡の減少や非スクリーニングに対してどれくらい生命が延長したか,偽陽性の結果や,不必要な生検や過剰診断.

基本症例分析: 6つのモデルは検診戦略の一貫した順位を作った.2年ごとの検診は,毎年の検診の有益性の平均81%(戦略とモデル全体で変動幅は67%から99%)を維持し,偽陽性はほぼ半数であった.50歳から69歳の2年ごとの検診は,検診をしていない人に対して乳癌死を平均16.5%(変動は15%から23%)減少を達成した.50歳代に対して40歳代の最初の2年ごとの検診は,より多くの資源を消費し,より偽陽性が多くなり,死亡率をさらに3%(範囲1から6%)低下させたにすぎなかった.69歳以降の2年ごとの検診はすべてのモデルである程度追加的な死亡率の低下を認めたが,過剰診断が高齢になれば,実質的に増えた.

感度分析の結果: 様々な試験感度または治療パターンは結論を変えなかった.

研究の限界: 結果は偽陽性や患者の早期診断の知識や不必要な治療からの罹患率を含んでいない

結論: 2年ごとのの検診は毎年の検診の有益性に匹敵し,より有害性が少なかった.最良の戦略についての決定は,プログラムや個人の目的,有益性や有害性,資源配慮などについておかれている重点に依存する.

主たる資金提供源: National Cancer Institute(訳注:米国立癌研究所)

(翻訳:鈴木克典)

English Abstract

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