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学問と専門職(Academia and the Profession)
災害発生時の学生の対応:医療従事者養成校における教訓
Students' Response to Disaster: A Lesson for Health Care Professional Schools
Humberto Reyes, MD
16 November 2010 | Volume 153 Issue 10 | Pages 658-660
 2010年2月に起こったチリでの地震と津波に対する医学生,若手医師,その他の医療従事者の対応は,災害の際の医療供給体制,またプロフェッショナリズムの啓蒙に対して重要な教訓を提供している.これらの災害の被災者に対する二次,三次医療の提供は,チリ国軍および外国からの支援による野戦病院の修復によって,地方および国営の機関において可能であった.しかしながら災害によって破壊され孤立した町のはずれや小さな村,奥まった地域に住んでいる人たちに対する一次医療において,大部分が学生や若手医療従事者により構成されたボランティアによる積極的な参加が必要とされ,全ての参加者は団結心や思いやり,そして社会的責務によって動機付けされていた.
チリや他のところで先に起こった大災害と同じように,この経験は,医学校および医療従事者養成校の卒業生に対して,医療のプロフェッショナリズムであることの特権は社会的責務を伴うことを理解するように教え込まなければならないという思いを強くする.これらの学校において,高い技術の科学的および技術的教育の提供以上に,予期せぬ災害が起こった際に重要や貢献ができるようにし,そしてそのような責任感を育むような教育を履修過程の中に盛り込むべきである.

(翻訳:池田賢一)

English Abstract

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