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考えや意見(Ideas and Opinions)
電子タバコ:急速に拡がるインターネット現象
E-Cigarettes: A Rapidly Growing Internet Phenomenon
Cyrus K. Yamin, BS; Asaf Bitton, MD, MPH; and David W. Bates, MD, MSc
2 November 2010 | Volume 153 Issue 9 | Pages 607-609
 電子タバコ(e-cigarettes)はニコチンをエアロゾル化してタバコに似た香りを引き起こすが,間接煙とくらべて従来知られている毒物の含量が少ないと巷間されている.電子タバコはインターネットやタバコ小売店で広く売られているが,最近の研究では未知の毒物が含まれていたり,ニコチンの放出が不安定であったりする可能性が指摘されている.電子タバコは多くの国で既に禁止ないしは厳密に規制されている.今のところ米国では電子タバコは薬物デリバリー器具と認められておらず,FDA(訳注:米国食品医薬品局)の規制対象外となっている.同時に,ウェブ検索・疑似的利用者コミュニティ(訳注:いわゆるsocial networking service(SNS))・インターネット上で電子タバコの委託販売を行うオンラインストアなどインターネット上での電子タバコの存在感は急速に増している.医師は,電子タバコが普及し,謳われている効果が疑わしく,安全性に懸念があることを認識し,患者に使用を差し控えさせ,エビデンスに従った法的規制の方向調査を進めていくように働き掛けていくべきである.

(翻訳:紺谷 真)

English Abstract

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