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医学と専門職(Academia and the Profession)
プライマリ・ケア卒後医学教育への薬物中毒医学の組み込み:時節到来
Integrating Addiction Medicine Into Graduate Medical Education in Primary Care: The Time Has Come
Patrick G. O'Connor, MD, MPH; Julie G. Nyquist, PhD; and A. Thomas McLellan, PhD
4 January 2011 | Volume 154 Issue 1 | Pages 56-59
薬物性疾患は医療上の,行動面の,そして社会的な問題という巨大な負担を生みだし,そして,重要で高くつく公衆衛生上の難題をもたらしている.薬物は高頻度に使われ,その影響が重大であるのにもかかわらず,臨床医がこれらの状況を認識せず,そして結果として,患者に不適切な医療が行われるということがしばしば起きている.そうした医療センターでは,薬物性疾患に関して臨床医のトレーニングが不充分である.この認識不足に対処するため,Betty Ford Institute(訳注:ベティーフォード研究所)は専門家会議を招集した.,そこでは,内科学と家庭医学のプライマリ・ケア研修プログラムでの薬物乱用に関するトレーニングを向上させることに焦点を合わせた,次の5つの提案がなされた.1)薬物乱用に対処できる能力をトレーニングに組み込むこと.2)薬物乱用について,他の慢性疾患と同様に,優先的に教えるようにすること.3)教職員の教育能力のレベルアップをすること.4)医学部に薬物中毒医学の部門あるいは研修プログラムを創ること.5)プライマリ・ケア診療の新しいモデルでは薬物乱用のスクリーニングと治療を通常の診療とすること.このレベルアップしたプライマリ・ケア研修のトレーニングができれば,患者診療を向上させる大きな前進の一歩が示されるであろう.

(翻訳:川田秀一)

English Abstract

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