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研究と報告の方法(Research and Reporting Methods)
臨床試験における欠損データへの対応
Addressing Missing Data in Clinical Trials
Thomas R. Fleming, PhD
18 January 2011 | Volume 154 Issue 2 | Pages 113-117
臨床試験における結果の信頼性と解釈力は欠損データによって大幅に減弱されうる.こうした懸念に対応するためにしばしば用いられる方法,例えば,サンプルサイズの上方修正,あるいはLOCF(訳注:直前に測定された値で補完する方法),完全状況解析(訳注:欠損があるデータを取り除き完全例のみ分析)や最悪状況解析を含む,欠損データを扱う単純な方法は,たいてい不十分である.合理的なテータ補完の方法は,データ欠損が発生した後の対処に有用かもしれないが,検証不可能な仮定に依存している.従って,推奨されしばしば満足できる唯一の方法となるのは,データの欠損を防ぐことである.評価予定時期に同意を撤回していないすべての生存患者について,結果データが回収できる可能性を最大化するような手法がとられるべきである.欠損データを有意に減らすため,高率に欠損を起こしうる多くの因子について認識し,対応しておくことが重要である.

(翻訳:渡邊清高)

English Abstract

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