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原著(Original Research)
外来冠動脈疾患患者に対する診療質評価の電子カルテにおける例外
Exceptions to Outpatient Quality Measures for Coronary Artery Disease in Electronic Health Records
Karen S. Kmetik, PhD; Michael F. O'Toole, MD; Heidi Bossley, MSN, MBA; Carmen A. Brutico, MD, MBA; Gary Fischer, MD; Sherry L. Grund, RN; Bridget M. Gulotta, MSN, MBA; Mark Hennessey, MBA; Stasia Kahn, MD; Karen M. Murphy, RN, PhD; Ted Pacheco, MD; L. Greg Pawlson, MD, MPH; John Schaeffer, MD; Patricia A. Schwamberger, RHIA; Sarah H. Scholle, MPH, DrPh; and Gregory Wozniak, PhD
15 February 2011 | Volume 154 Issue 4 | Pages 227-234
背景: 医師は電子カルテ内のデータから外来患者診療の質評価を報告し,治療の改善を促進し,診療報酬を得る資格を維持する.

目的: 診療の質評価の例外の頻度と正確性を明らかにし,これらの例外の理由を分類するシステムをテストするため.

研究デザイン: 横断的観察研究

セッティング: 5つの内科もしくは心臓病施設

対象: 2006年から2007年の間の冠動脈疾患を持つ47,075名の患者

測定: コンピュータソフトウェアによる推奨薬物治療の自動での報告に基づいたものと,電子カルテの手作業による再調査に基づいたものとによる,4つの診療の質評価厳守例とその例外例の数.

結果: 推奨薬剤の処方を受けた患者の3.5%が薬剤の例外に該当し,処方を受けなかった(95%CI,3.4%〜3.7%).臨床医は実際には推奨薬剤を例外として他の多くの患者に処方していた.538の無作為に選んだ記録においては,コンピュータソフトウェアで自動的に報告された例外の92.6%(CI,90.3%〜94.9%)は,手作業による再調査でもやはり例外であった.ほとんどの医学的例外は臨床的禁忌,薬剤アレルギー,薬剤不対応であった.592の無作為に選んだ記録においては,自動の報告書が診療の質不備と報告していた患者の74.6%(CI,71.1%〜78.1%)で報告されていない例外や薬剤処方が手作業による再調査中に発見された.

研究の限界: 研究は診療の便宜的なサンプルを使用し,標準的でないデータ抽出方法を使用,薬剤に関係する診療の質評価のみを行い,財政的な報奨金を準備しなかった.

結論: 推奨治療の例外はそう頻回に起こるものではなく,通常は正当な根拠がある.医師はたとえ例外だとしても頻回にその薬を処方する.診療の質の不備に関するオートメーション化された報告はしばしば重要な情報を逃している.

主たる資金提供源: Agency for Healthcare Research and Quality(訳注:米国ヘルスケア研究・品質局-AHRQ)

(翻訳:小出優史)

English Abstract

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