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(更新日 2010年6月21日)
In the News for the Week of 6-15-10(監修:谷口 誠)
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ハイライト(Highlights)
1.HbA1cは黒人患者で高い
黒人患者のヘモグロビンA1c値が白人患者よりも高いことが新しい研究で明らかになった.この結果は糖尿病のスクリーニングや治療モニターの方法に影響を与えうる.
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(翻訳:岩本和也)
2.American Board of Internal Medicineは専門医資格試験に関して医師に制裁を行う
American Board of Internal Medicine(訳注:米国内科専門医認定機構-ABIM)は,先週,専門医資格試験の部外秘の試験問題を漏洩,また漏洩を懇願したとして,139人の医師に制裁を加える予定であると発表した.
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(翻訳:岩本和也)
自己評価テスト(Test yourself)
3.MKSAPクイズ:甲状腺腫瘤
35歳の女性が年一回の定期健診のため来院した.彼女は,気分は良いと言った.甲状腺の触診により腫瘤の存在が疑われた.診断・治療に関して,最も適切な次のステップは?
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(翻訳:岩本和也)
NSAIDの使用(NSAID use)
4.ジクロフェナクが心血管リスクの増加に関連する
ジクロフェナク
(訳注:ボルタレン®)とrofecoxib
(訳注:商品名Vioxx,2004年に自主回収)は,心血管系の死亡率と罹患率の増加に関連しており,ほとんどの人に対して注意して使用するべきであり,ナプロキセン
(訳注:ナイキサン®)は心血管系のリスクに対してはより安全であろうと,デンマークの研究者らは結論付けた.
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(翻訳:川上寿一)
アルツハイマー病(Alzheimer's disease)
5.生活習慣の変更がアルツハイマー病の進行をおくらせるというエビデンスはない
食事や,薬剤,患者背景,合併疾患,環境暴露といったいかなる修飾因子も,アルツハイマー病のリスクに関連しているというエビデンスは,中程度の科学精度のものでさえもない,との合意声明が出されている.
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(翻訳:川上寿一)
H1N1インフルエンザパンデミック(H1N1 influenza pandemic)
6.オセルタミビルによる予防は有効であったが,薬剤投与は再感染のリスクをもたらすかもしれない
香港とシンガポールで行われた2つの新しい研究は,特にオセルタミビル
(訳注:タミフル®)の使用による,2009年のインフルエンザAパンデミック(H1N1)の疫学と封じ込め戦略について検討した.
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(翻訳:川上寿一)
肝臓学(Hepatology)
7.肝硬変患者における肝細胞癌サーベイランスは十分に行われていない
新しい研究によると,肝細胞癌に対して推奨されたサーベイランスの実施は,特に内科医や家庭医によって治療される肝硬変患者では低すぎる.
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(翻訳:鈴木克典)
患者中心のメディカルホーム(Patient-centered medical home)
8.メディケアが新たなPCMHデモンストレーションを各州に要請
Centers for Medicare and Medicaid Services(訳注:米国CMS)は新しいMulti-payer Advanced Primary Care Practice Demonstration計画
(訳注:Advanced Primary Care model,つまり患者中心のメディカル・ホームの効果を検証する計画で,実施者はメディケア,メディケイド,私的保険を問わない)に参加を望んでいる各州からの申請を募っている.
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(翻訳:鈴木克典)
9.プライマリ・ケア共同研究がワーキンググループ会合を行う
患者中心のプライマリ・ケア共同研究が7月22日ワシントンDCで関係者のワーキンググループ会合を行う予定である.
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(翻訳:鈴木克典)
風刺画キャプションコンテスト(Cartoon caption contest)
10.ぴったりの見出しありますか
ACP Internist Weeklyは引き続き,今週の風刺画キャプションコンテストを継続している。キャプションの勝者となれば,ACP商品,プログラムやサービス購入に使える$50のギフト券がプレゼントされる.
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(翻訳:鈴木克典)
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