Journals
(更新日 2008年6月9日)
In the News for the Week of 6-03-08(監修:吉田 博)
文末のMore....をクリックすると英文アブストラクトへアクセスできます.
ハイライト(Highlights)
1.抗精神病薬の短期使用は認知症を有する高齢者に対してリスクがある
認知症を有し,抗精神病薬を短期間使用している高齢者では,入院あるいは死亡につながる重大なイベントを起こしやすいことが,新しい研究で明らかになった.
More....
(翻訳:増田浩三)
2.脳卒中後のうつの予防には発症前治療が有用
脳卒中後のうつに対する薬物治療を発症前に行うことにより,脳卒中後のうつを予防できることが最近の研究により見出された.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
3.神経学者が眩暈治療のガイドラインを発表
米国神経学会の新しいガイドラインによれば,最も一般的な再発性眩暈には一連の簡易的な頭位変換操作による治療が行われるべきである.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
消化器病学(Gastroenterology)
4.胃食道逆流症の手術により良好な長期成績が得られる
新しい研究の著者らによると,腹腔鏡下逆流防止手術はこれまで考えられていたよりも良好な成績が期待される.
More....
(翻訳:増田浩三)
循環器病学(Cardiology)
5.動脈プラーク病変の分布と大きさの計測が心疾患リスクを鋭敏に予測する
動脈の石灰化プラーク病変の大きさとともに病変分布を計測することが,病変の大きさの計測のみよりも心疾患のリスクを鋭敏に予測することが新しい研究により見出された.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
Annals of Internal Medicineより(Annals of Internal Medicine)
6.集中治療には高い死亡率が関連する
病院内集中治療室の重症患者データベース・レビューによれば,院内死亡の危険性は非集中治療専門医よりも集中治療専門医が管理した患者の方がより高いことが分かった.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
7.副腎皮質ステロイドにサルメテロールを追加しても喘息に関連した入院は減少しない
臨床試験66件のレビューから,副腎皮質ステロイドの吸入薬に長時間作用型ベータ刺激薬であるサルメテロールを併用すると,重症喘息発作のリスクは減少するが,喘息に関連した入院のリスクには影響を与えないと結論された.
More....
(翻訳:増田浩三,吉田博)
監修者・訳者注:本翻訳文は,本文の内容を一部追加して作成された.
8.引退したボクサーでは下垂体機能障害の頻度が高い
トルコ代表のボクシングチームに所属する61人の男性ボクサー(現役44人,引退17人)を対象にした研究では,成長ホルモンと副腎皮質刺激ホルモンの欠乏が一般集団における予想を超える高頻度であった.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
9.米国予防医療サービス専門作業部会は成人高血圧症患者において糖尿病スクリーニングを勧告
米国予防医療サービス専門作業部会は最新の勧告の中で,内科医は治療の有無に関わらず血圧135/80mmHg以上が持続する無症状の成人には2型糖尿病のスクリーニングをすべきであるとした.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
10.音声サマリー:無症候性甲状腺疾患
今週のAnnals音声サマリーでは,ジョンズ・ホプキンス大学のPaul Ladenson, MDが無症候性甲状腺機能障害と冠動脈心疾患との関連性が認められたことについて議論している.
More....
(翻訳:増田浩三)
手段と資源(Tools and resources)
11.ACPは個人向け最新文献情報サービスに乗り出す
現在ACP会員は,ACP Journal ClubPLUSを介して,120を超える論文審査のある医学雑誌から最も有用な原著論文の抄録により頻繁にアクセスしている.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
12.米国ヘルスケア研究・品質局(AHRQ: Agency for Healthcare Research and Quality)ワーファリン治療中の患者ガイドを公表
米国ヘルスケア研究・品質局(AHRQ)は,ワーファリン治療中の患者がどのようなことに留意すべきかを記載した患者向けの出版物を発表した.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
13.国立衛生研究所が診断未確定疾患のプログラムを立ち上げた
長く診断されないままにある不可解な病状を有する患者への回答を用意するための臨床試験が,国立衛生研究所稀少疾患部門によって構築された.
More....
(翻訳:増田浩三)
14.新しい無料の患者教育用DVDは躁うつ病と慢性疼痛を対象にしている
ACPは慢性疼痛や躁うつ病の管理のための新しいDVDとガイドブックを発表した.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
ACPニュースと提言(ACP news and advocacy)
15.学会フェローがCMS(メディケア・メディケイド・サービスセンター)の評議員に選定された
ACPフェローのFrederica Smithは最近CMS(メディケア・メディケイド・サービスセンター)の臨床内科医諮問委員会の評議員に選定された.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
16.ACPが国民皆保険政策の枠組みを発表
ACPは,全米国民が手ごろに健康保険を使える政策の枠組みを含む新しい声明文を発表した.
More....
(翻訳:増田浩三)
17.遺伝的差別禁止法が制定された
ブッシュ大統領は遺伝情報差別禁止法(the Genetic Information Nondiscrimination Act of 2008 (H.R. 493))にサインした.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
ACPホスピタリストより(From ACP hospitalist)
18.ホスピタリスト・オブ・ザイヤーとして同僚を推薦してください
ACP Hospitalistは第一回ホスピタリスト・オブ・ザイヤーの候補者を募集中です.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
ACP Internistより(From ACP internist)
19.ACP Internistがブログを立ち上げる
ACP Internistのブログで,一目瞭然の医学ニュースや毎日更新されるヘルスケアニュースなどの記事を確認してみて下さい.
More....
(翻訳:増田浩三)
20.次号はオンラインか郵送で
ACP Internists最新号はオンラインあるいは郵送で提供されます.今月号の記事にある骨粗鬆症,外来診療の管理および医学や環境に関する新シリーズをご覧ください.
More....
(翻訳:鈴木 昌)
風刺画キャプションコンテスト(Cartoon caption contest)
21.ピッタリの見出しはありますか
ACP Internist Weeklyは読者からの新しい風刺画のキャプションを募集しており,優勝者の選定にご協力をお願いしています.
More....
(翻訳:新沼廣幸)
▲このページのTOPへ