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(更新日 2006年2月3日)
 In the News for the Week of 1-31-06監修: 上野義之
 
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医学ニュース・ヘッドライン (Clinical news in the headlines)
1.
FDAが初の吸入型インスリンを認可
 FDAは,糖尿病治療用の初の吸入型インスリン製剤を認可した.1920年にインスリンが治療薬として利用されるようになって以来はじめての注射以外の製剤となる.治験段階では吸入型も注射インスリン製剤と同様の効果を示しているが,注射剤の方が投与量調節の点でより効果的という理由で,糖尿病患者に対しては注射を続けるようFDAは勧めている .
More…(訳:安藤聡一郎)

2.
心臓手術の薬が腎不全のリスクを倍にするということが判明
 
心臓手術の際,失血量を減らすために広くに使われている薬剤が,腎不全および心臓発作のリスクを増すことが最近の研究でわかった.アプロチニンという薬剤は,最初の手術を受けた症例で,心筋梗塞のリスクを55%増し,脳卒中のリスクを181%増すことがわかった .
More…(訳:安藤聡一郎)

3.
ACPジャーナルクラブ: エプレレノン(eplerenone)は急性心筋梗塞後の致死率を減少させる

 
6,600人以上の患者を対象とした国際的な大規模試験にて,急性心筋梗塞後にアルドステロン阻害剤を投与することは致死率を有意に減少することがあきらかとなった.投与開始30日後,エプレレノン(eplerenone)投与群において,プラセボ群と比較してすべての原因による致死率の相対危険度が31%減少した .More… (訳:加藤秀章)

4.喫煙は白人に比し黒人に,より肺癌の危険を増す
 人種による健康上の相違についての生物学的な役割に対すしては議論がさかんであるが,さらに拍車をかけるあらたな研究,すなわち中等度の黒人喫煙者は中等後の白人喫煙者と比較してより肺癌になりやすいという研究が明らかになった.軽度および中等度の喫煙者において,肺癌の相対危険度は白人においては45%であったのに対しアフリカ系米国人においては57%であった .
More…(訳:加藤秀章) 
 
インフルエンザシーズン最新情報 (Flu season update)
5.米国疾病管理センター(CDC)はワクチン配布問題に取り組むことを約束する

 CDCはインフルエンザワクチンの配布システムの問題点を認め,供給の追跡と購入について,より大きな役割を果たすことを約束する.公衆衛生当局は,現在の断片化された供給システムによって,インフルエンザのパンデミックに対応するためには不十分な国家となっていることを懸念している.More(訳:村上 純)
 

医療ビジネス (Business of medicine)
6.研究: 専門病院はコスト節減や品質を供給しない

 心疾患や整形外科などの治療を主として行う専門病院を有する3つのコミュニティを用いた小規模の研究によると,これらの病院は専門病院を標榜するものとしては,ヘルスケアのコストを押し上げており,競争を促進してはいないと購買者は感じている.その調査はまた,購買者は専門病院がより医療の質が高いとは認めていないことを見出した.More…(訳:村上 純)
 

利害の抵触 (Conflicts of interest)
7.医師のグループは製薬会社の贈り物を禁止することを呼びかけた

 ある有力な医師グループが製薬会社からの医師への贈り物を禁止することに賛成するようになった.発表された声明は医学部または教育病院はその禁止を主導すべきであり,最終的に全ての医師が応じるべきであると主張している.More(訳:村上 純)
 

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