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In the News for the Week of 10-17-06(監修:
五十嵐忠彦)
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ニュースハイライト(News highlights) 1.高価な抗がん剤の価格を制限する製薬メーカー Bevacizumabのメーカーであるジェネンテック社は,一定の所得水準以下の患者のために,すべての支払者に対して1年あたり55,000ドルに薬の費用を制限すると発表した.結腸・直腸がんの治療として,bevacizumabは1ヶ月あたり,およそ4,400ドルを要し,進行非小細胞肺がんでは,その2倍の費用がかかる.More....(翻訳: 土谷昌信) 2. 電子カルテ(EHRs: electronic health records)導入の遅れ 新しい調査によると,米国医師の4人に1人は何らかの電子カルテ(EHRs)を使用していることが明らかとなった.しかし,患者の情報を収集し,検査結果を表示し,処方箋発行と医療指示(オーダー)の実施が可能で,医師の治療方針決定を支援するシステムとして十分に完成した電子カルテ(EHRs)を使用しているのは10分の1以下にすぎない.More....(翻訳: 土谷昌信) 3.精神衛生的治療を求めている退役軍人が増加
退役軍人健康管理局からの新しい報告によると精神衛生的治療を求めているイラク・アフガン戦争退役軍人の数が2005年1月から2006年6月までの間で10倍に増加した.退役軍人健康管理局での健康管理を受けた両戦争の退役軍人約18万4千人のうち,ほぼ6万4千人が外傷後ストレス症候群,薬物依存,あるいは他の精神上の問題を抱えている.More.... (翻訳:
道免和文) |
臨床ニュース(Clinical news) 当該号には過敏性腸症候群に対するリファキシミン(rifaximin)の効果についての論説が掲載されている.同号には性交関連感染症を有する患者では再感染のリスクが高いことが判明したとの他の論説も含まれている.More....(翻訳: 道免和文)
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教育ニュース(Education news) 7.健康サービス研究者を対象とした国立健康統計センターのフェローシップ 国立健康統計センター(NCHS: National Center for Health Statistics)は,現在,2007年フェローシップの申し込みを受け付けております.このプログラムはNCHSとアカデミーヘルスがスポンサーとなっています.プログラムによって,客員研究者はNCHSにおいて健康サービス研究に関連した訓練を受けられ,また政策立案者と関心領域での協同や健康サービス研究分野での共同研究が促進されます.More.... (翻訳: 五十嵐忠彦) |
学会ニュース(College news) 8.米国内科学会のCenter for Practice Innovation (CPI: 実地診療革新センター) は,診療所への視察を終了 米国内科学会のCPI は,診療再編戦略を試験するための予備的プロジェクトに参加している34の診療所への視察の第一ラウンドを終了しました.センターは,中小の内科診療所の多くの要求のいくつかに取り組もうとする米国内科学会の原動力となっています.More.... (翻訳: 土谷昌信) 9.米国内科学会は予防医学の承認援助の継続をメディケア・メディケイドサービスセンターに請願している メディケア・メディケイドサービスセンターの責任者であるマーク・マクレラン(Mark McClellan)博士に宛てた10月9日のレターの中に,米国内科学会は提案されている2007年の内科医診療報酬率表についての注釈を盛り込んだ.米国内科学会フェローであるジョセフ・スタブ(Joseph Stubbs)医師がある一定の画像検査に対する報酬の減額に言及し,腹部大動脈瘤や大腸癌のスクリーニングに対する費用の修正について審議している.More.... (翻訳: 道免和文) 10.米国内科学会は末梢性動疾患への注意喚起キャンペーンに連携する 9月に末梢性動脈疾患(PAD)について学ぶための活動を開始する.これは米国内科学会を含む40以上の国内組織と科学者とが,PADに関するパートナーシップのもと,National Heart, Lung, and Blood Institute (NHLBI)がスポンサーとなった最初の国家的なキャンペーンである.More.... (翻訳: 矢倉道泰) |
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