JournalsObserverWeekly![]() |
In the News for the Week of 12-5-06(監修:
鈴木昌)
文末のMore... をクリックすると英文アブストラクトへアクセスできます. |
ニュースハイライト(News highlights) 1.低い教養と多剤処方は薬剤に関する誤解の原因 ACP基金全米保健機構カンファレンスから発表された新しい研究によれば,薬をいつ何錠飲むべきかに関して5つの汎用されている薬剤の能書を理解することは患者にとって困難であることが示された.誤解は,特に低い教養の人(中学2年レベル以下)および多剤の処方薬剤を投与されている人に多く認められた.研究は,3つの州で英語を話す成人395を対象に聞き取り調査によって行われた.More....(翻訳: 平和伸仁) 2. HIV治療の中断により死亡や疾患の危険が増大 薬物療法を中断するHIV患者は,継続して治療を続ける患者と比較して,死亡や日和見感染の発生が2倍以上であることが新たな研究で明らかになった.さらに,心血管障害や腎障害,肝障害などの合併症が断続的な治療群でより多く認められた. More....(翻訳: 塩田哲也) 3.ファイザーは高脂血症薬の治験を中止
先週,ファイザーはアトロバスタチンとトルセトラピブの配合剤を投与されている患者群での予期しない死亡例の増加が見られたことを踏まえ,コレステロールの薬剤であるトルセトラピブの評価のための第3相の治験を中止した.その副作用の原因がトルセトラピブを含む一連の薬剤の作用なのか,トルセトラピブ特有の作用なのかはわかっていない.More....
(翻訳: 廣井直樹)
CDC(米国疾病予防センター)はポロニウム210(Pro-210),すなわち英国におけるロシアの元スパイの死亡原因とされる放射性物質に関する健康情報を発表している.CDCはロンドンでのこの放射性物質の暴露は極めて稀な事件でありPro-210は呼吸や飲食によって,あるいは創傷部位から体内へ侵入した場合にのみ被爆の危険があることを強調している.More....(翻訳:
鈴木昌) |
臨床情報(Clinical news) 5.Annalsから: 医師集団のタイプが医療の質に影響
今号のAnnals
of Internal Medicineでは,総合的医療グループが6つの医療評価項目のうち4つについて個々の診療所連合より高い評価であったとする論文を掲載している.他の論文には,すべての成人に対するHIVのスクリーニングの費用対効果に関する研究などが掲載されている.More....
(翻訳: 平和伸仁) |
学会ニュース(College news) 7.手書きカルテから電子カルテに移行する医師のための新プログラム 聴診器や打鍵器といった古典的な診察道具と同様に,コンピュータや個人向け携帯情報端末は医療を提供する上で必須の道具となりつつある.ACPの「10×10プログラム」は医療に関する技術革新が急速に進行する環境に適応していく方法を提供している.このプログラムは対面式の研修1日とその後のオンラインでのカリキュラムで構成された11週にわたる研修である.More....(翻訳: 廣井直樹) 8.学会ニュース映像(College news videos)受賞 ACP Communications Department(広報部門)はRelations Society of America(米国広報協会)フィラデルフィア支部からAnnals of Internal Medicineの出版とその他の活動に対して2つの賞を受賞した.同部門は最近5年間で11の賞を受賞している.More.... (翻訳: 廣井直樹) 9.Internal Medicine 2008に対するワークショップ企画を募集中 クリニカルスキル(CSSC)および情報医科学(MICS)の2つのACP小委員会は,現在,2008年5月15−17日に開催されるInternal Medicine 2008 (旧Annual Session年次講演会)におけるワークショップの企画を募集している.企画の締め切りは,2007年5月1日である. More.... (翻訳: 平和伸仁) 10. ACPは2007年の受賞者と新マスターを発表 ACP表彰委員会は理事会が18人の受賞者と50人の新マスターをInternal Medicine 2007で授与することを承認したと発表した.More....(翻訳: 塩田哲也) |
ObserverWeekly Home Page |