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ObserverWeekly

(更新日 2007年1月12日)

In the News for the Week of 1-9-07(監修: 道免和文)

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ニュースハイライト(News highlights)

1.製薬業界は医師への金品贈答を禁止へ
 メルク社,グラクソスミスクライン,ファイザー,アストラゼネカを含む世界最大の製薬メーカーに代表される製薬業界は医師への金銭の提供や個人的な贈答を禁止するとする,ここ10年で初めての倫理規定の改正を発表した.More....(翻訳:土谷昌信)

2. 医療の質に関連する報酬は増加傾向である
 最近公表された研究によると,医療の質を評価することは医師の報酬において大きな役割を果たしている.しかしながら,個々人の収益性がいまだほとんどの医師の金銭的報奨の基準となっており,2人以上で開業している医師達の7割では金銭的報奨は個々人の収益性と結びついている.More....(翻訳: 秋山真一郎)
 

FDA最新情報(FDA update)

3.リツキシマブについての安全警報
 リツキシマブを投与された2名の全身性エリテマトーデス患者が後になって進行性多巣性白質脳症(PML)を発症したという報告を受け,FDAは製薬会社であるGenentech 社と共同でリツキシマブの添付文書改訂作業を行っている.FDAにはこれまで,リンパ系悪性腫瘍の患者に続発したPML症例が全部で23例報告されているが,関係筋によ るとこれらの患者の多くは免疫系に影響を及ぼすことが知られている薬剤をリツキシマブ以外にも投与されており,リツキシマブを投与されていない症例からもPMLが発症しているとのことである.More.... (翻訳: 小山雄太)

4.市販の鎮痛剤での表示の強化を提案

 米国食品医薬品機構(FDA)は市販のアセトアミノフェンと非ステロイド系抗炎症薬に対し,いつ医師を受診すべきかという情報とともに胃からの出血や肝障害の可能性 についての安全情報を含めた表示への変更を提案している.この警告は鎮痛剤,解熱剤および抗リウマチ製剤の表示にも影響すると思われる.More....(翻訳: 土谷昌信)

患者教育(Patient education)

5.最新のガイドラインは臨床医にアルコール依存症を治療する新しい手段を提供
 国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所は「アルコール多飲者を救う:臨床医のガイドブック」を無料で医師に提供している.アルコール専門外来を有さない施設 でも簡便に使用できるように立案された新しい薬剤管理プログラムを含む最新のガイドラインはオンラインで利用可能である.More.... (翻訳: 秋山真一郎)

臨床ニュース(Clinical news)

6.ACP Journal Club:  冠動脈性心疾患の罹患歴のない患者の脳卒中や心血管イベントをアトルバスタチンが減少させる
 最近の研究で,これまでに冠動脈性心疾患の罹患歴はないが最近脳卒中あるいは一過性脳虚血発作に罹患した患者において,アトルバスタチンが他の7つの二次性転帰疾 患の発症抑制と同様に致死性および非致死性の脳卒中発症頻度を減少させることが判明した.論説では,最近脳血管イベントを発症した患者がさらに血管イベントを起こ さないようにするために,それらの患者の多くに対して抗凝固療法や降圧療法と同様にスタチンを投与すべきであると結論づけている.More.... (翻訳: 小山雄太)

7.介入試験の結果,ICUでのカテーテル関連感染症は有意に減少した
 新しい研究によると中心静脈カテーテル挿入時の手洗いならびに挿入時の十分に感染防御された措置を含んだ5つのエビデンスに基づく介入試験によれば,ICU施設におい て18ヶ月間でカテーテル関連感染症の割合が最大66%減少した.More....  (翻訳: 土谷昌信)

8.心不全後のガイドラインは死亡率,再入院率を改善しなかった
 最近公表された研究によると心不全後の患者を治療するための5つのガイドラインのうち,ACE阻害剤あるいはアンギオテンシン受容体拮抗剤(ARB)を使用した報告のみ が患者の死亡率および再入院率を下げることが判明した.More.... (翻訳: 秋山真一郎)
 

メディケア・メディケイドサービスセンターニュース(CMS news)

9.2007年にPart Dワクチン投与のため医療保険から支払い
 内科医は現在,医療保険のPart Dプランで保証されている他のワクチンと同様に,新しい帯状疱疹用ワクチンの投与についても医療保険から払い戻しを受けることができ る.ワクチン投与に対する支払い請求は,HCPCS(Healthcare Common Procedure Coding System)により新たに設置されたGO377を使用して行わなくてはならない.More.... (翻訳: 小山雄太)