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ObserverWeekly
(更新日 2007年1月25日) |
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In the News for the Week of 1-16-07(監修: 矢倉道泰)
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ニュースハイライト(News highlights)
1.羊水幹細胞に新たな研究の可能性
羊水から得られた幹細胞は胎児幹細胞と同様,再生医療へ可能性を有していることが新たな研究で示唆された.研究者は羊水穿刺によって得られた廃棄羊水サンプルから細胞を抽出し
,脳,肝臓および骨など,いくつかの異なる組織細胞型に分化させた.More....
(翻訳:東 理)
2. 予防医療.米国医療において大きな遅れ
米国医療の全般的な質は改善してきているが,それを提供する側が予防医療の機会を逃していることが,最新の二つの報告によって明らかにされた.AHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality)によると
,大腸がんのスクリ-ニングを勧められた成人のうち約52%のみが検査を受け,また肥満成人のうち,医療専門家による食事指導を受けていると報告したのは半分以下であることが
,明らかになった.More....
(翻訳:
東 理)
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FDAニュース(FDA news)
3.オンダンセトロン後発品を認可
外科手術,放射線治療,癌化学療法による嘔気,嘔吐を防ぐオンダンセトロン(ゾフラン)の後発品が,FDAにより認可された,グラクソスミスクライン製造のこの薬は,2005年米国にて20番目の売上を誇っている.More....
(翻訳:
市堰肇)
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患者教育(Patient education)
4.AHRQ,変形性関節症における薬物ガイドライン発表
AHRQの最新の薬物使用ガイドは,患者および一般臨床医向けに,変形性関節症の薬物使用に関する最新の科学エビデンスをわかりやすく示している.シリーズ最初となるこのガイドは,変形性関節症に対する消炎鎮痛剤使用に関する360文献の最近のEHCレビューに基づいている.More....
(翻訳: 市堰肇)
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臨床ニュース(Clinical news)
5.Annals: 成長ホルモン,加齢変化に無効
今回発行のAnnals of Int. Med.にて,健康高齢者に対する成長ホルモンによる治療が検討されている.また,デンマークのHIV生存率に関する検討,および有効なデータが乏しく,薬物乱用の危険性が高いにも関わらず頻繁に背部痛に処方されている麻薬の問題も掲載されている.More....
(翻訳: 市堰肇)
6.心臓合併症の予測に役立つ血液検査
心不全の評価に使用される血液検査が冠動脈疾患を持つ患者のその後の合併症や死亡のリスクの予測にも役立つかもしれないことが,新しい研究で発見された.この研究は,安定した冠動脈疾患を有するカリフォルニア州住民987名を検査し,血漿中のN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)の値が他の予後を判定する検査とは独立して心血管イベントや死亡を予測すること
ができるかどうか検討された.More....
(翻訳: 郷間巌)
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学会ニュース(College news)
7.陳旧性心筋梗塞患者の管理
メンバーは,ACPオブザーバー提供の最新の陳旧性心筋梗塞ケアに関する情報にオンラインにてアクセスできる.この特集号は,評価,管理から最新のエビデンスに基づく治療選択肢,適切な経過観察に至るまで陳旧性心筋梗塞患者ケアの過程を通して内科臨床医を指導する構成となっている.More....
(翻訳: 市堰肇)
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