Journals

ObserverWeekly

(更新日 2007年2月20日)

In the News for the Week of 2-13-07(監修: 新沼廣幸)

文末のMore....をクリックすると英文アブストラクトへアクセスできます.
 

ニュースハイライト(News highlights)

1.乳癌再発に関する遺伝子検査が承認された
 最近,初めての遺伝子活性を用いた検査が乳癌再発の可能性を評価する検査として米国食品医薬品局(FDA)によって承認された.本検査はMammaprintと呼ばれ,外科的に摘出された乳房腫瘍で70の特異的な遺伝子の活性を調べ,癌再発のリスクを決定するアルゴリズムを使用している.More....
(翻訳: 吉井康裕)

2. テキサスがヒトパピローマウイルスワクチン義務化の最初の州に
 テキサス州はつい最近,ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチン接種義務化の可否に関して連邦挙げての議論の場となった.2月2日,リックペリー州知事はテキサス健康・福祉委員会に対する新6年生女子全員へのHPVワクチン接種命令書に署名した.さらに少なくとも20の州およびコロンビア行政区ではこの件について,草案作成中ないし制度化を検討中である.More....
(翻訳: 小池竜司)

3.医師の価値観が治療に影響を与える
 新しい研究によると,合法的だが倫理的に異論がある医療行為について患者に知らせたり,これらを受けられるよう紹介したりする義務を感じていない医師が多くいるということが分かった.研究者は医師に三つの問題について調査した:死期が近い患者に対する終末期の沈静,避妊が失敗した場合の堕胎,両親の許可のない思春期若年女性への受胎調節.More....
(翻訳: 泉谷昌志)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4.周術期化学療法は摘除可能な腺癌の患者の生存期間を改善させる
 摘除可能な胃食道腺癌の患者では手術に加えて周術期の化学療法を行った方が手術単独よりも有効であることが最近の臨床試験により示された.全生存期間は手術群よりも周術期化学療法の群のほうが長かった.More....
(翻訳: 吉井康裕)

5.アプロチニンはCABG手術後5年間の死亡リスクを上昇させる可能性がある

 アプロチニン(商品名トラジロール)が冠動脈バイパス手術中に使用されると,その後5年間の死亡リスクを上昇させる可能性があるとする研究が報告された.術後5年間の追跡においてアプロチニンを使用した患者群の20.8%が死亡したのに対し,対照群の死亡率は12.7%,アミノカプロン酸使用群では15.8%,トラネキサム酸使用群では14.7%であった.この研究者らは心臓手術中のアプロチニン使用を避けることを勧めている.More....
(翻訳: 小池竜司)
 

FDAニュース(FDA news)

6.市販薬のやせ薬認可される
 FDAは,以前は処方箋無しには購入できなかったやせ薬であるorlistatの市販薬としての販売を先週許可した.Orlistatは脂肪の腸管からの吸収を減少させ,摂取した脂肪の25%を阻害する.今夏に一日あたりの用量で$1〜$2の価格で入手できるようになるものと予想されており,脂肪を含んだ食事とともに一日三回まで内服可能である.More....
 (翻訳: 泉谷昌志)
 

CDCニュース(CDC news)

7.不慮の中毒死亡率が5年間で63%上昇した
 先週,米国疾病管理センター(CDC)は1999年から2004年までの間に不慮の中毒死亡率は62.5%上昇し,その増加分の多くは合法的または非合法的な薬物の過量摂取によると報告した.薬物による死亡率は5年間に69%増加し,アルコールや溶剤等による死亡は1.3%増加した.中毒死の増加率は米国南部の人々でもっとも高く,15-24歳の人々がわずかに少なくこれに続く.More....  
(翻訳: 吉井康裕)