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ObserverWeekly

(更新日 2007年2月23日)

In the News for the Week of 2-20-07(監修: 板東浩)

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ニュースハイライト(News highlights)

1.最初の全卵巣移植
  セントルイスの外科医は米国で最初となる全卵巣移植を施行した.2月5日,ある女性の卵巣が姉妹の一人に移植され,さらに,双子の姉妹間での移植が1月に施行された.中国の外科医は2-3年前に全卵巣移植の成功を報告したが,今回の手術は,科学的に記録された世界で最初のものであろう.More....
(翻訳: 佐々木徹)

2. サルモネラのためにリコールされたピーナツバター
  先週米国食品医薬品局は,“消費者はサルモネラ菌の混入の可能性によりリコールされたピーターパン社とグレートバリュー社製のピーナツバターの瓶詰めを廃棄べきである”と発表した.米国疾病管理センターは39の州で発生した食物が原因である事例288例とピーターパン社のピーナツバターの消費とを結びつけた.これらのピーナツバターは同じジョージアの工場で生産され,一部はグレートバリュー社製として生産されている.More....
(翻訳: 鈴木克典)

3.心臓病の流行度は州により異なる
  米国疾病予防管理センターによる最初の州規模の心疾患に関する有病率調査で,最高と最低の評点には約2倍の開きのあることが判明した.最も有病率の高かったのはウエストバージニア州であり,最も低かったのは米国バージン諸島であった.この結果は35万人以上の人に電話をかけて調査した結果による.More....
(翻訳: 佐々木徹)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4.Annals: 定期検診は定期的な健康管理の一部として有用
 本号のAnnalsに,定期検診の有用性ならびに大腸癌発見の免疫化学的方法に関する総説が掲載されている.その他の原著には,家庭医と専門医との間の収入格差の拡大や,気管支拡張剤や他の吸入薬使用によるCOPD患者の予後の好転が掲載されている.More....
(翻訳: 林正樹)

5.女性の心臓病の危険を予知する新しいアルゴリズム

 研究者達は女性の心血管疾患の危険をより良く予知できる新しい評価の道具を開発した.この評価の道具は,Reynolds Risk Scoreと呼ばれ,ATP-III(米国コレステロール教育計画,成人治療委員会III)ガイドラインが推奨する評価項目に家族歴とC反応性蛋白を追加したものである.More....
(翻訳: 佐々木徹)

6.心房細動後の抗血栓療法はしばしばガイドラインから乖離
  新たな研究により“脳卒中の高危険因子である心房細動の患者の41%は治療ガイドラインに推奨されているワーファリン治療を受けていない”ことが判明した.全体として73%の患者が心房細動発症後に抗血栓療法を受けた.脳卒中の高危険患者集団のうち76%の患者で,59%がワーファリンを使用し,28%がアスピリンを使用し,24%はいずれも使用しなかった.(11%はワーファリンとアスピリンの両者の治療を受けた.)脳卒中の危険因子ではなく,心房細動の分類がワーファリン使用の最も強い予測因子であった.More....
 (翻訳: 鈴木克典)
 

患者の保護(Patient care)

7.高齢者と医師との間で薬物治療に関する意思疎通ができていない
  新しい研究によると,米国の老年者と彼らの主治医との間で,処方された薬剤に関する意思疎通の有意の欠陥が明らかとなった.調査された老年者の約40%が,処方薬を正しく内服していないと報告した.米国政府による17,000人の低所得メディケア受益者の調査で,処方の不遵守は3つ以上の慢性疾患を持つ高齢者で特に多かった.More....  
(翻訳: 林正樹)
 

FDAニュース(FDA news)

8.テリスロマイシンは肺炎治療にのみ用いられるべき
  米国食品医薬品局は先週,“テリスロマイシン(ケテック)は軽中等度の市中肺炎の治療にのみ用いられるべきで,気管支炎や副鼻腔炎に用いられるべきではない.”と発表した.同局はまた重症筋無力症の患者にこの薬剤を用いることは機序不明であるが注意を要すると付け加えた.テリスロマイシンは急性細菌性副鼻腔炎や慢性気管支炎の急性細菌感染による増悪に以前から適応とされてきた.More....  
(翻訳: 鈴木克典)
 

情報技術(Information technology)

9.電子健康記録(EHR)の基準が一般に公開
 保健情報技術の検定委員会(CCHIT)は先週,入院および外来の電子診療録(EHR)の新しい検定基準案を公開した.この案は現在,一般の意見をCCHITのウエブサイトで募集中である.More....  
(翻訳: 林正樹)
 

ACPニュース(ACP news)

10.ACPが小規模診療所に関する原則を提示
 2007年1月,ACP理事会は,ACP支部が管轄する地域で,小規模診療所を開設し,医療行為を行おうとする個人,会社,その他の組織と交渉する際の諸原則を示した.ACPのガイドラインによると,小規模診療所は医療サービスに関して明確で,限定的な範囲を持つべきであるとしている.More....  
(翻訳: 林正樹)

11.MKSAP14(医学知識自己評価綱領)が現在オンラインまたはCDで利用可能
 ACPの第一の教育資源であるMKSAP最新版がオンライン版ならびにCD-ROM版で現在利用可能である.これらのMKSAP14電子版は新しい特色を提供している,それらは,素早いフィードバック,評論,同僚と比較した反応,そして多選択枝問題と講義の摘要との連携を含む.More....  
(翻訳: 佐々木徹)

12.医療経営学コース,2007年内科学会にて
 内科学会は開業の非臨床的な側面に必要な訓練を内科医に提供するために,新たな一日コースを2007年の内科学会で提供している .米国内科学会若手医師会議(ACP’s Council of Young Physicians)と実務管理センターによって開発されたMedicine101企画は医師の医学知識と経営判断と間の乖離に焦点を合わせている.More....  
(翻訳: 鈴木克典)