Journals

ObserverWeekly

(更新日 2007年5月9日)

In the News for the Week of 5-1-07(監修: 菅野義彦)

文末のMore....をクリックすると英文アブストラクトへアクセスできます.
 

ニュースハイライト(News highlights)

1.医師と産業界の関係の規範とは,調査にて
  企業との交流に関する最近の調査に応じた医師の多くが製薬会社,医療機器メーカーあるいは他の医療関連企業と何らかの提携関係を持っていると報告された.個人あるいは少人数で診療している医師は病院や診療所の医師と比べてより業者と頻繁に接触している.一方家庭医は業者と1ヶ月あたりで最も頻繁に面談していると報告された.More....
(翻訳: 渡邊清高

2. ウォルマートが店舗内診療所をさらに増やすと発表
  ウォルマートストア(米小売大手)は,今後2-3年で店舗内診療所を新たに400カ所開設する計画を発表した.会社役員によると,今後7年以内に店舗内診療所を2000カ所持つことを希望している.現在12の州で76カ所の診療所がウォルマート店内で診療している.役員によると,新たな「立ち寄り」診療所は地域の病院や他の機関によって運営されるだろうと述べた.More....
(翻訳: 渡邊清高)

3.障害者のケアには改善を要する,医学研究所より
  米国医学研究所の新しい報告書によると,米国の医療介護システムは今後30年で予測される急速な障害者の増加に十分備えられていない.4千万人以上のアメリカ人が現在何らかの障害を持っている.ベビーブーマー世代の高齢化に加えて,肥満と糖尿病の増加が障害者人口の増大に寄与するであろうとしている.More....
(翻訳: 渡邊清高)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4. 学会誌(Annals)より:壊死因子阻害剤は二つの炎症性疾患の改善に役立たない
 米国内科学会誌(Annals of Internal Medicine) の2007年5月1日号で,巨細胞動脈炎(GCA)とリウマチ性多発筋痛症(PMR)の二つの炎症性疾患治療における腫瘍壊死因子阻害剤の有効性についての研究が取り上げられている.More....
(翻訳:塩田哲也)

5. 抗うつ薬は双極性うつ病には無効である
 新たに発表された研究によると,気分安定薬に抗うつ薬を追加しても双極性障害の患者のうつ症状を改善しない.この知見によって抗うつ薬治療がより利用されなくなるかもしれないが,治療法については双極性障害の患者ごとに適用されるべきであると論評は述べている.More....
(翻訳:塩田哲也)
 

最新のHIV治療(HIV treatment update)

6.プロテアーゼ阻害薬は心血管系リスクをもたらす
 新たな研究によると抗レトロウィルス薬の使用はHIV感染患者における心筋梗塞のリスクを増加させるかもしれない.脂質を除いた心血管系リスクを補正後,プロテアーゼ阻害薬を服用する患者では心筋梗塞のリスクが年間16%増加することを研究者は見いだした.非核酸系逆転写酵素阻害薬を服用する患者ではリスクは年間5%増加する.More....
(翻訳:塩田哲也)

7. 新しいタイプのHIV治療薬が米国食品医薬品局委員会で認可された
 政府諮問委員会はHIV感染患者の新しい治療薬を認可するよう先週全会一致で決定した.マラビロクというこの薬剤は直接ウィルスを標的とするのではなく,HIVが細胞に感染する際の経路を阻害する最初の薬剤となるだろう.マラビロクはCCR5受容体作動薬とよばれる新しい種類の薬剤の一つであり,この10年以上の間に市場に出た全く新しいHIV経口薬となるだろう.More....
(翻訳: 塩田哲也)
 

FDA ニュース(FDA News)

8.未認可製薬会社の流通を停止する
 PharmaFab Incとその子会社のPFab LPはFDAのcGMP(現行の製造管理および品質管理ガイドライン)に基づいていない違法な処方薬と市販薬の製造と流通を停止する予定である.多くのそれらの製品は米国連邦食品医薬品局の認可を受けていない.More....
 (翻訳:廣井直樹)

9.Ambienの初めての後発医薬品が不眠症に対して認可された
 米国連邦食品医薬品局は不眠症の短期間治療に適応のある鎮静催眠作用を有する薬剤の酒石酸ゾルピデム(Ambien−本邦ではマイスリー®)速効錠の,初めての後発医薬品を認可した.酒石酸ゾルピデム5mgまたは10mg錠はアメリカ食品医薬品局に認可された13の製薬会社により製造されている.Ambienは2006年の販売第13位の薬剤であった.More....
(翻訳:廣井直樹)

10.持続気道陽圧装置の回収を発表
 米国連邦食品医薬品局は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられている持続気道陽圧装置,30万台の回収を発表した.2004年7月から2006年5月15日の間に製造されたResMed S8装置において,わずかだが電力供給コネクターでの漏電の可能性がある.患者はなんらかの異常が生じない限り,交換機材を入手するまでは,そのS8 flow generatorの使用を継続することが出来る.More....
(翻訳:廣井直樹)