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ObserverWeekly

(更新日 2007年5月14日)

In the News for the Week of 5-8-07(監修: 岩瀬三紀)

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ニュースハイライト(News highlights)

1.最近の研究によれば,心不全発症および心疾患死亡は減少傾向に転じた
  最新の研究によれば,最近の急性冠症候群治療における進歩のおかげで,心不全,心疾患死,脳卒中,心筋梗塞の発症率が低下していることが判明した.その研究において,研究者達はACS治療の新しいエビデンスの結実により日常臨床診療とそのアウトカムに変革をもたらしたか否かを調べることに着手した.その研究によれば,1999年から2005年にかけてインターベンション治療や薬物治療を含めたACS患者の管理には相当の変化があり,その結果,患者のアウトカムは格段と改善された.More....
(翻訳: 岩瀬三紀
訳者注: 薬物治療にはβ遮断薬ACE阻害薬,スタチンが含まれる.

2. メディケアは頚動脈ステントに対する医療費支払いを制限する
  メディケアは頚動脈ステントに対する医療費支払いを,症状を有し,70%以上の狭窄病変を認める患者のみに制限することを先週発表した.この決定は米国食品医薬品局の方針と同様であった過去のメディケアの計画とは異なる.以前のCMS (Center for Medicare & Medicaid Services)の声明内容によれば,メディケアによる頚動脈ステントの支払いが,米国医薬品局の認可にあわせて拡大されるものと期待されていた.More....
(翻訳: 山前正臣)

3.年に1回の薬剤点滴により,ある種の女性における骨折を防止することが可能かもしれない
  新たな治験によれば,1年に1回のZolendronic Acidの静注点滴を3年間続けたところ,閉経後の骨粗鬆症を有する女性達における骨折リスクを減少させるが,その一方で重大な心房細動の危険を増加させることが判明した.Zolendronic Acidによる治療は画像診断上有意な脊椎骨折のリスクをプラセボに比較して70%減少させ,股関節骨折のリスクを41%減少させた.More....
(翻訳: 岩瀬三紀)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4. ACP Journal Club: 高齢者福祉施設職員へのインフルエンザワクチン接種は,住居人の死亡率を低下させる
 高齢者福祉施設職員へのインフルエンザワクチン接種の奨励が,施設住居人の死亡率とインフルエンザ様疾患を減少させるという新知見が得られた.中等度のインフルエンザ流行であった2003年から2004年において,この介入を施行した施設ではコントロールの施設と比べて全ての疾患による死亡率が5%,インフルエンザ様疾患が9%少なかった.インフルエンザの頻度が少なかった2004年から2005年においては,結果の差は認められなかった.More....
(翻訳:加藤哲朗)
 

FDAニュース(FDA news)

5.抗うつ薬に対しての自殺警告の強化要請
 FDAは先週,抗うつ薬に関する警告を,18歳から24歳において治療開始後最初の2 ヶ月間は自殺行動,自殺年慮のリスクが上昇することを新規に警告するように要請し た.またこのリスクは24歳以上の患者には認められず,65歳以上の成人では自殺のリスク 減少することも警告に反映すべきであることを推奨した. More....
(翻訳:加藤哲朗)

6.Shelhigh社製医療用品と注射用コルヒチンの回収
 先週,米国食品医薬品局 はShelhigh社に対し,無菌性に関わる重要な問題があるとして,病院の在庫を含めたすべての同社製医療用品の回収を公式に通達した.しかし,同社はこれに従うことを拒否している.一方,米国食品医薬品局 は,ApotheCure社が昨年販売したすべての濃度,量,ロットの注射用コルヒチンを回収することを発表した.これは0.5mg/ml, 4mlのバイアルによる死亡を受けてのものである.More....
(翻訳: 山前正臣)
 

学会ニュース(College news)

7."Post Mortem(死後の病理解剖)"という本は,有名な医学的ミステリーを探求し ている
  ACPは,フィリップ A マコーヴィアック MACP 著の"Post Mortem (死後の病理 解剖),偉大な医学ミステリーを解き明かす"を出版した."Post Mortem(死後の病理解剖)"は12の歴史上重要な題材の病歴と疾患について再調査を加えている.この本は各地区本屋,ACPのカスタマーセンターそしてオンラインでも入手可能です. More....  
 (翻訳:岩瀬三紀)