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ObserverWeekly

(更新日 2007年5月28日)

In the News for the Week of 5-22-07(監修:安藤聡一郎)

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ニュースハイライト(News highlights)

1.ビタミンは致死的な前立腺癌と関連している
  多種類のビタミンを服用することは早期の,限局した前立腺癌のリスクを増加させないが,進行した致死的な前立腺癌と関連している可能性が新しい研究で見出された.30万人にもおよぶ男性から得られた資料を用いて,研究者たちはビタミン服用の習慣と前立腺癌の発生との関係を比較した.研究者たちは,多量のビタミン服用者ではビタミン非服用者に比べて,進行した致死的な前立腺癌の発症がほとんど2倍に達していたことを見出した.More....
(翻訳: 佐々木徹

2.若年女性での糖尿病薬,向精神病薬の使用が急増
  新しい研究によると糖尿病,不眠,精神病的異常行動,注意欠陥多動障害に対する薬剤を処方されている思春期女性例はここ数年飛躍的に伸びており,青年期男性における処方の増加を上回っていることが分かった.2001年から2006年の間,10歳から19歳までの2型糖尿病男性に対する薬剤使用例の増加が33%であるのに対して,同年齢女性では167%の増加を示している.向精神病薬は思春期女性では117%の伸びであり,思春期男性では71%の伸びである.More....
(翻訳: 道免和文)

3.心血管疾患ならびに糖尿病の管理は女性やアフリカ系アメリカ人より白人男性が優っている
  4つの新たな研究によると,心血管疾患ならびに糖尿病のスクリーニングや管理においては白人男性が,女性やアフリカ系アメリカ人より優っており,コレステロール値の管理においては特に優っていることが分かった.その中のひとつの研究では,LDLコレステロール値を100mg/dl以下にコントロールできる女性は男性の0.75倍であり,アフリカ系アメリカ人では白人と比較して,HbA1Cのスクリーニングを受ける率は0.77倍であり,眼科検診率は0.94倍であり,コレステロールのスクリーニングを受ける率は0.66倍である.More....
(翻訳: 道免和文)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4.ACPジャーナルクラブ(ACP Journal Club):fenoldopamは重症患者における急性腎障害と死亡を減少させる
 本年の初めにAmerican Journal of Kidney Diseasesに掲載されたレビューによればfenoldopamは腎機能補助療法(RRT)を必要とする急性腎不全,ならびにあらゆる原因の重症患者の死亡率を減少させた.研究者たちは,手術関連または集中治療室の極めて重症な患者に対するfenoldopamの効果を評価した16件の無作為化比較試験のメタ解析を実施した.このレビューではfenoldopamが急性腎不全のリスク,RRTの必要性,すべての原因の死亡率を減少させることが見出された.More....
(翻訳:佐々木徹)

5.軽症の気管支喘息はできるだけ薬剤を減らしてコントロールという研究の知見
  2つの新しい研究によると,ステップダウンや必要に応じて治療することが,軽症で持続している気管支喘息患者に対する効果的な治療選択になるということだ.最初の研究では,研究者は500名のコントロール良好な気管支喘息患者に対し,無作為にフルチカゾンを一日二回,モンテルカストを毎夜投与,一日1回フルチカゾンとサロメテロールを使用するという治療に割り振り継続した.もう一方の試験では,吸入ベクロメタゾンの定期的な使用と,症状が発現した際の吸入ベクロメタゾンやアルブテロールの使用を比較した.More....
(翻訳:鈴木克典)

6.不安は冠動脈疾患患者においては心臓発作や死亡の頻度を増す
  新しい研究によると過度の不安は冠動脈疾患患者の心臓発作や死亡の頻度を高めることが分かった.年齢,喫煙,高血圧などの諸因子を調整した後において,不安スコアの1点の増加が非致死性心筋梗塞あるいは死亡のリスク6%の上昇と相関していた.More....
(翻訳:道免和文)
 

CMSニュース(CMS News)

7.メディケアによるエリスロポイエチン製剤,保険カバーの制限
 メディケアが先週新しく提案した規則によってある種のがんの治療に対する赤血球生成促進製剤(ESA)の保険カバーを制限するだろう.提案された保険カバーの変更は,FDAがESAsの危険性について強調したことに対応したものである.メディケア・メディケイド・サービスセンターはESA治療が妥当で,必要性があることを提示した事例のリストを作成した.More....
(翻訳:鈴木克典)
 

CDCニュース(CDC news)

8.脳卒中患者の病院への搬送が遅れている
 CDC(米国疾病予防管理センター)からの新しい報告によれば,半数以上の脳卒中患者は,発症後2時間以上経過してから病院に到着する.このような治療の遅延は,患者さんが組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)による治療を受ける機会を少なくするとともに,脳卒中に関連した機能障害のリスクを増加させる.これに関連した報告の中で,CDCは、脳卒中の有病率が米国の州の間で,コネチカット州の1.5%からミシシッピ州の4.3%までというように大きく異なることを見出した.More....
 (翻訳:佐々木徹)
 

学会ニュース(College news)

9.新しいHealth CARE Actの紹介のためのリーダーシップデイに記録的参加者
  42支部とコロンビア地区のから約300名の学会会員が先週,米国議会へ米国内科学会の年次Leadership Dayの事業として,切迫したヘルスケアの問題について議員と懇談した.そして,今年の参加者に対する記録として発表された.イベントの間の記者会見で,代表者のMarcy Kaptur (オハイオ州民主党議員)とSteven LaTourette (オハイオ州共和党議員)は,ヘルスケアがすべての患者に利用できることを目的としており,大部分米国内科学会の提案に基づいたHealth Coverage, Affordability, Responsibility and Equity Act (the Health CARE Act H.R. 2351)を紹介した.More....  
 (翻訳:鈴木克典)