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ObserverWeekly

(更新日 2007年6月11日)

In the News for the Week of 6-5-07(監修:宇野 久光)

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ニュースハイライト(News highlights)

1.結核患者の旅行による被害の懸念広がる
  31歳のアトランタの男性Andrew Speaker 氏が結核に罹患し民間の飛行機でヨーロッパを往復したことで,米国疾病予防管理センターは複数の医療機関に薬剤抵抗性の結核が広まるかもしれないと警告した.連邦当局はSpeaker 氏の2回の大西洋横断便に同乗した他の乗客への影響を特に懸念している.米国疾病予防管理センターは同便に同乗した客の全員に,結核の評価・検査を受けるよう医療関係者に勧告した.More....
(翻訳: 秋山真一郎)

2.心血管系リスクが発表され,多くの人がrosiglitazoneの使用を避けている
  New England Journal of Medicineに,rosiglitazone(Avandia)と心血管系障害との関連についての最近の研究が発表された後 ,米国の医師と患者は糖尿病治療薬である同薬の使用を避けている.新たに処方された経口糖尿病治療薬市場におけるRosiglitazoneの占有率は,研究が発表された2日後には ,10%から0%まで低下した. また,メーカーであるGlaxoSmithKlineによるrosiglitazone臨床試験で登録された多くの患者も安全に対する不安を理由にrosiglitazoneの使用をやめた .More....
(翻訳: 土谷昌信)

3.外科療法は,背部痛の軽減を促進するが転帰は変えない
  最近の2つの研究によれば,外科療法は,いくつかの背部障害に由来する痛みを保存療法より速く取り除くが,外科療法を選択する前に痛みが消失するか否か待機しても ,外科療法の効果が上がらなくなるということはないという.1つの研究では,重篤な坐骨神経痛を有する患者で,早期の外科療法を受けたものは,保存療法を受けたものより ,速い疼痛の軽減および回復スコアを示した.しかし,1年後の転帰は,痛み,機能不全および回復のスコアに関して両治療法で同程度あった.More....
(翻訳: 川村光信)
 

臨床ニュース(Clinical news)

4.Annalsから: 運動は短期間で腰痛を改善する
 Annals of Internal Medicineの6月5日号は腰痛に対する運動療法及び医療保険加入と未加入の患者の医療費の比較を研究している.さらに高齢の認知症を有する患者において ,向精神薬が死亡率を高めているとの臨床試験の結果も報告している.オンライン早版の2つの研究発表においてレジデントの労働時間制限に関する効果の分析をしている.More....
(翻訳: 秋山真一郎)
 

疾患管理(Disease management)

5.ACP Observer Extraサイト: 末梢動脈疾患についてオンライン接続可
  ACP会員は,末梢動脈疾患(PAD)のスクリーニング,診断,治療についての完全なガイドを,現在ACP Observer Extraウェブサイトにて無料で9利用できる .補足はオンラインで見るか,PDF形式で印刷することがでる. また,HealthTiPs―医師が患者に手渡すために作られたPADの要点を含む4×6枚のカードーについては ,ACP Observerの6月の印刷版の中もご覧ください.More....
(翻訳: 土谷昌信)

6.2型糖尿病を予見する新しいモデルの研究
  新しい研究によると,単純な臨床モデルが中年成人の2糖尿病の発症を効果的に予測できることがわかった. 研究者は個人的なモデル変数の予測値(年齢,性,両親の糖尿病歴 ,およびBMI)を単独あるいは単純な臨床モデル(高血圧,HDLコレステロール,トリグリセリド,空腹時血糖)と合わせて考慮したものを,複雑な臨床モデルと比較した.More....
(翻訳: 土谷昌信)


7.新しいライム病のガイドラインが発行された
 米国神経医学会はライム病とライム病後遺症の治療において成人と小児に推奨する抗生剤投与量を含む新たなエビデンスに基づくガイドラインを公表した.ガイドラインによるとペニシリン ,セフトリアキソン,セフォタキシムの注射はライム病の治療に安全かつ有効であるらしい.More....
(翻訳: 秋山真一郎)
 

米国政府ニュース(Government news)

8.米国食品医薬品局は未承認の鎮咳薬を問題視している
 国食品医薬品局は先週,数種の未承認の鎮咳薬と感冒薬のメーカーに対する訴訟を検討していると発表した.対象となる薬剤は去痰作用を刺激する成分のguaifenesinの徐放剤である .米国食品医薬品局によるとAdams Respiratory Therapeutics社だけがguaifenesinの徐放剤として当局の許可を得ている.More....
 (翻訳: 秋山真一郎)


9.CDCはコンタクトレンズ溶液をまれな眼球感染症と関連づけた

  CDC(米国疾病予防管理センター)とFDA(米国食品医薬品局)は,AMO社製の完全保湿性および多目的溶液(AMO Complete Moisture Plus Multi-Purpose Solution)が ,まれであるが重大な眼球感染症,アカントアメーバ角膜炎と関連している可能性があるとして,コンタクトレンズ使用者にそれを破棄するよう警告した.眼球の疼痛または発赤 ,視力障害,眼漏,羞明,眼球の異物感あるいは過度の流涙などの症状が出現する可能性がある.More....  
 (翻訳: 川村光信)

 

学会ニュース(College news)

10.学会賞およびマスターシップ推薦の期限は7月1日 
  毎年,ACPは内科年次集会の召集中に18の学会賞と多くのマスターシップを授与している.これらの栄誉は,医学,後進の指導,研究,公共サービス,リーダーシップおよび医療ボランティア活動の実践における顕著な貢献を承認するものである .今年の推薦の期限は2007年7月1日である.More....  
 (翻訳: 川村光信)


11.ACP会員が利用できる医療検査に関する新しい供給源について 
  いくつかの新しい,かつ革新的なツールが,ACPの実力試験の提供者である医療検査評価部門(MLE)で現在利用可能である.これらの新しいツールは,もっぱらACP会員あるいは他のMLE参加者に利用可能であり ,郵送料・手数料は無料となっている.More....  
 (翻訳: 川村光信)