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MKSAPクイズ:4週間前からの直腸出血(翻訳者:大田 貴弘・国民健康保険上川医療センター)

2023年11月16日

26歳女性が、4週間前から断続的に直腸由来の鮮血が出現し、残便感があることに対し評価を受けている。

緩く血の混ざった排便が毎日4-5回ある。他の症状の自覚はない。

バイタルサインと、他の身体所見は正常である。

血液検査ではHb 11.0 g/dLで、白血球数は正常である。

大腸内視鏡検査では、直腸からS状結腸中部にかけて、びまん性・対称性に、発赤と易出血性を特徴とする炎症性粘膜変化がみられ、粘膜血管パターンは消失している。S状結腸と直腸の生検標本は、慢性大腸炎を示している。Clostridioides difficile毒素は陰性である。

次のうち、最も適切な治療はどれか?

A. 5-アミノサリチル酸 (5-ASA) 注腸剤
B. 5-ASA 坐剤
C. グルココルチコイド 注腸剤
D. 5-ASA 経口剤

正解と解説は下記のリンクからご覧ください。

PRC委員 大田 貴弘

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