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MKSAPクイズ:頻発する狭心症の評価(翻訳者:和田裕雄・順天堂大学医学部公衆衛生学)

2024年01月30日

68歳の男性が、狭心症発作を頻繁におこし、増加傾向にあるため受診した。1ヵ月前、軽度の労作で狭心症発作をおこすため冠動脈造影が行われた。その結果、びまん性冠動脈疾患が認められ、再灌流と左室機能維持が可能な病変は認められなかった。
冠動脈造影後、患者は一硝酸イソソルビドを1日2回に増量したが、労作時の胸部不快感が悪化した。
本患者には高血圧と糖尿病が併存している。薬剤過敏症のためジルチアゼムをメトプロロールに代えた既往がある。現在の服薬はアスピリン、メトホルミン、リラグルチド、アトルバスタチン、リシノプリル、ジルチアゼム、一硝酸イソソルビドを服薬している。
身体所見は、血圧135/80mmHg、脈拍67/分、呼吸数18/分。その他の検査で特筆すべき所見なし。
心電図は洞調律で、非特異的な心室内伝導遅延を示し、1ヵ月前と変化を認めなかった。

次のうち、最も適切な治療はどれか?

A. アムロジピンの追加
B. リシノプリルの減量
C. 一硝酸イソソルビドの投与量を1日1回へ減量
D. 冠動脈造影の再施行

正解と解説は下記のリンクからご覧ください。

PRC委員 和田裕雄

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