2021年度ACP日本支部Women Leadership Award受賞者の言葉

2022年8月15日

2021年度ACP日本支部Women Leadership Awardを受賞して

熊本託麻台リハビリテーション病院内科・済生会熊本病院 総合診療科の早野惠子先生から、2021年度ACP日本支部Women Leadership Award受賞の報告を頂きましたのでご報告いたします。

本賞は、ACP日本支部の会員でありACPの活動にリーダーシップを発揮して大きく貢献されている女性の方を対象とします。

熊本託麻台リハビリテーション病院内科・済生会熊本病院 総合診療科

早野 惠子

Keiko Hayano, MD, FACP

 

この度は、ACP日本支部よりACP Japan Chapter Women Leadership Awardを頂き大変光栄に存じます。

私は、2007~2008年頃ACP Japan Chapter: Credential Committee ,Nominations Committeeの委員を務めさせて頂いて以来、ACPの役職は退き一般会員として参加しておりますので、受賞のお知らせは思いがけないことでした。

このたびの受賞理由は①内科学会・内科専門医会より継続している男女共同参画活動、②臨床倫理&プロフェッショナリズムの調査・研究と普及、③医師の問題行動に関する調査・ワークショップでした。いずれも形にはしにくい地味な活動ですが、②は熊本赤十字病院、済生会熊本病院の新研修医のオリエンテーションでのワークショップという形で2009年から現在まで続いており、数々の臨床理倫理ワークショップや著作を共にした故白浜雅司先生や卓越した総合診療医徳田安晴先生の御指導の賜であったことを思い起こしています。

受賞後、女性医師達から多くの心のこもったメールを頂いたことが何よりの喜びで、「あなたらしい賞だと思う。後輩の女生医師達もたくさんお世話したし、娘も含めてお礼を言います。中々できないよね。」との同級生からのLINEが心にしみました。

最後に今年矢野晴美先生が次期ACP会長に就任されたのは快挙であり、ダイバシティの推進にさらなる拍車がかかるものと期待しています。数年後には、ACP Japan Chapter Men Leadership Award が出現するのではないかと妄想しております。